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2010-11-29 (Mon)

先日、実家つか、母の家に帰った時に。

寝具が冬物になっていたのです。当然と言えば当然ですね。

あの年代の婆さんというものは。どうも、あらゆるところから何かを買うように要請されているらしく。

掛け布団が羽毛布団になっていたのです。

羽毛布団とタオルケットだけ。

ええ、羽毛布団は保温性に優れているから確かにそれで充分なのでしょう。

事実、寝ていて寒さはまったく感じませんでした。

でも。何度か目覚める度に、つよく感じていたのです。

この布団は人として、不正である!と。

冬用の布団は。ずっしりと重く体を圧迫しなければいけないのです。

いくら暖かいからといって、スカスカに軽くては駄目な人になってしまうのです。

それじゃあ、電気毛布とか、電気アンカとか、湯たんぽ、とか、布団乾燥機で温めるのはどうなの?と思うでしょうが。

論外です。

人間が寝る布団に。外部から熱を持ち込んではいけないのです。

何故かというと不正だから。

最近は、寝室に暖房があったりして。比較的何も考えずに布団に入れますが。

その昔は。寝る部屋ってのは。コップの水が朝には凍っているような、寒い部屋で。

布団に入るには、それなりの勇気が必要でした。

氷のように冷たい布団に体を入れて、しばらく震えていると。ようやく冷たさがなくなってきます。

このあたりで眠ってしまいますが。本来は至福の時はまだ先なのです。

従って、朝、目覚める寸前に、このシヤワセに気がつくことになるのです。

注意しなければいけませんが。これは他人・・・肉親を含む自分以外の人間・・・が暖めた布団では意味をなしません。猫とかのペットも同様です。自分とはわずかですが、体温が違いますからね。
無論、こういった理由で暖房寝具の類は論外であることはわかっていただけるでしょう。

自分の体だけで暖めた布団の中の空間は。

自分だけの体温と体臭だけで構成されている。世界にたった一つだけの空間なのです。

人が眠るというのは。言わば、仮死状態になるのと同じです。より長く生きるために、一日に一回は電池を外しておかなければいけません。

人は、なんだかんだ言っても。生まれてくるときと死んでいく時は。一人です。

このオリジナル体温空間がどうして心地よいかと言えば。

生まれてくる時と。死んで行く時と。まったく同じ空間環境だからです。

これを長く楽しむには。起きる時間の3時間前に目覚ましをかけておくことです。

その頃には布団の中は理想的な空間になっているでしょう。うとうとしながら至福の時間を過せるはずです。

そんなわけで。

一切の暖房寝具を否定しているアタシですが。

ストーブとエアコンはすげー好きだったりするのです。

おはり。
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| しょうもない話 | COM(12) | | TB(0) | |
2010-11-27 (Sat)



方向音痴という話をよく聞くけれど。

オリの場合は根本的に違うのかもしれん。

例えば、車で走っていて。右折を四回続ければ、元の方向に車は進んでいるという理屈はわかるのだが。

数回曲がると。もう自分がどっちへ向いて走っているのかわからなくなる。

東西南北の感覚がないのだおね。

大きな病院に言って。目指す診療科の場所を聞いたりする。

「南側の出入り口の手前を西側に曲がったところです」とか言われて。

にこやかにお礼を言ったりするのだが。

じつは何もわかっていない。

南ってどっちすか?西って右?左?とは聞けない自分がいる。

ほんとうに不思議なんだけど。

みんな、自分が何か建物とかに入った時に「私は今、北東の方向を向いており」とか瞬時に意識すんのかね?

だってね。いろんな建物は。地図上で言えば。北にあったり。北東にあったり。南にあったりすんじゃない?

そんで入り口はいろんな方向に作られているから。

入った時に自分が今、どっちの方角を向いているのか、なんてわからない気がすんだけど。

みんな体内に羅針盤を内蔵してんだろうか。

だってさ、仮に生まれて初めてで、見通しの悪い場所に連れていかれたとするでしょ?

そんで、立たされてぐるぐる回されて。

「さあ、オマエは今、どっちの方角を見ている?」と聞かれて。

答えられる?んだろうなあ、みんな。

オリ


いちおう自分なりの指標を決めた。

国道4号線はどっちにあるか。なの。

4号せんてのは青森から東京まで。日本列島を南北に走っている国道で。それぞれ通過する都市では必ずばいぱす
を通しているという主用路線だ。

いつも。

オレの左や右には4号線がいる。

それで、とりあえず南北を確認して。そして何回聞いてもわからないけど。

「右と左ってどっちが東?」と人に聞いて。ようやくわかるの。

これって。「方向音痴!」とか笑っている場合ではないね。

人としてよくないだろとも思う。

なんか違うけど。

麻雀の点数をスラスラ言えるような人。

どこに行っても迷わない人は。

基本的に生きる能力にたけているのだと思う。

なんか。すごく効率的に仕事ができそうな人なんだろな。

それでもオリは。

体の中に。精神的な4号線を装着して。

進む方向を探るのだと思う。
| しょうもない話 | COM(16) | | TB(0) | |
2010-11-27 (Sat)


くらい。

ひどく、くらいのです。

僕の心も。


って、これも前にゆったっけー?ゆったっけー?ははすまんすまん。

酔うと、同じコトを四回づつ言う癖があります。

今日は凹みました。

妻をアトピーの病院に送って行って、診察を待ち。帰ってきて酒でも呑み呑みながら第9地区のDVDを見ようと思っおり。

ついでに図書館に寄って。妻は好きだけどオリは嫌いな伊坂幸太郎は近頃の作品を読むと、どれだけムカムカくるのだろうか?と思って本も借りることにした。

形態が鳴った。ええ、オリのい中では携帯ではなく形態なのだ。

ダーツバーのMだった。

「もおう駄目だから店、開けてくれえ」

「つか、オレ、鍵もってねえしよう」

「だから、鍵、オレの家に取りにきてくれ」

「ええええええ?」

大概、これは奴が朝を過ぎて昼間で飲んでて、もう駄目だつーケースなんだよね。

「オレ、今日はヤダよう、だって勘定わかんねえしさ」

しばらく前から、投げ放題が導入されて、投げ具合で飲み物以外の勘定を決めるようになっていた。

それは、昔のすし屋のように。マスターの胸先三寸なんだけど。

客に損がないように計算すんの。

オリはそんなのできないから。一人で店をやることはなくなったのね。

「いや、俺も一緒に行って、勘定だけはするからよう」

「うーん」

オリは。油断ファッションだった。

ほら、どこまで自宅から離れるかで洋服が変わるでしょ?

オリは。歩いて5分のコンビニび行くときも。ルームウェアとかジャスでは行くことができない。

今日は、買物も無かったし、車で行って車で帰ってくるわけだから。

かなり油断した服装だった。髭も剃ってないし。ま、ルームウェアでもジャスでもなかったけど。

一番気に入っていない洋服を着ていたのね。ま、近くのお出かけってそんなもんじゃない?

しかも、妻をけっこう不便な場所にある病院に置いたままにすることになる。

「腰悪くして、立つのやっとなんだよ」とMは言うわけで。

「・・・・・・・・・」


ま、ジャス着てるわけじゃねえししかたねえか、と。

うんと。ここまで読んでさ。

思ってるでしょ?

「ジャスってなに?」って。

ジャージのことです。

あ、東北じゃそういうのね・と思うでしょが。多分他県ではいいません。

でもね。これは方言じゃねえと思う。

子供のころは体操着とかトレパン(トレーニングパンツかな)という白いズボンだったけど。

中学からは、ジャージを買うように言われた。初めて観た。

誰も彼も始めてみたこの体操着。中学から配布されたプリントには「運動用のジャス」と確かに書かれていた。

中学ってことは。国家が「ジャス」と言っているわけだから。みんながジャスと覚えた。

高校になっても学校からのプリントには。

「ジャス持参」と書いてあり。繁華街のスポーツ店にも「オニツカの1ミリラインのジャスが入荷」と書かれていた。

高校を卒業するころに。急に学校からもらうプリントでは「ジャージ」と表示されていた。

その後、オリはジャージを私用する機会があまりなかったので。30近くにこの事実を知った。

ま、誰かが当時、他県で大恥をかいて。訂正するように働きかけたのだろうなあ。

話がそれた。

でまあ、オリはしょうがないから車をMのマンションの駐車場に止めて待っていると。

障害者用の杖をついて、かたつむりのような、スピードで、ゆるゆると現れたのである。

店は中央部なので車を止める場所はないし。地下鉄が早くて安い。でも。Mは。

「段差は歩道の段差だけ~」とかいい。地下鉄て信じられないけど、エスカレーターやエレベーターもあるけど。階段を数段登らなければいけない場合があるのね。オリの車椅子経験だと。不可能じゃないけど、かなり怖いような。

そんなんでタクシーで店にきて。Mはコマイところで、一連の掃除はオリ。

夕方、一人のハンサムな若者がきまして。

「ダーツまったく初めてなんで教えてください」

無論、歩けないMでは不可能なので。

オリが初歩から教えまして。ああ。

ダーツは最初が肝心だからなあ。駄目な奴に教わると。駄目なプレーヤーになる、て話が。

その後、まあまあ来客がありまして。常連さんも数人。

明日は秋保温泉の大型ホテルで。年に二回行われる東北最大のダーツ大会があんの。

それに出る人たちの練習ですね。

ええ、オリの昔のブログを読んでいた人は知っているでしょう。

以前に出場したことがあんの。

オリは目を見張るようなプレイで、決勝トーナメントまでいったのだが。なぜか。途中でおしっこを漏らしてしまって、会場内大笑いとなり、心理戦で負けたときだおね。

金曜にしては、その後の来客もなく、カンバンを上げて。電気を消しました。

Mは横になれないのか。まるまって寝ています。

明日、どうするかはわかりません。



どうも。やっぱり居場所がわかりません。

しばらくプリンタの印刷の関係で母宅にいたのですが。リズムが合わないのです。
オリは朝も昼も食事をしないで、夜に少し食べる程度ですが。ま、食え食え煩いわけで。しかもケチャップライスとか。「好きでしょ」いや、それ小学生のころだしー。みたいなものも多く。

テレビもいやので食事を早々に終わらせて自分の部屋に帰ります。

ようやく故障がちのテレビを買い換えて40型の地デジになったわけですが。それはいいかなと。テレビばかり見ることが多くなった余生は。綺麗で大きな画面で見て欲しいしね。

でも煩いのね。

母は、子供の頃に事故で方耳が聞こえなくなって。最近は聞こえる耳も遠いようで。

なんつか。何かが不安になるくらいの大音量で見ているのである。

うるさい!と言って、音量を下げさせたら。母は楽しめないわけで。

だからといって。「渡る世間に鬼はなし」を大音量で一緒に観るのも、絶対に嫌なわけで。

だから、自分の部屋にこもる。

基本的に。妻宅だと。

テレビや映画の傾向は似通っているし。「おれはこれ駄目」と思ったらパソコンでもやればいいから問題はない。


ただ。腰のためにと妻はウォーキングしてるのだが。オリには早すぎてツイテいけない。

だから一時間くらいは一人で家にいるのだが。

初めてのお留守番、のように。

オリは、いい年をして。不安に恐れおののくのだ。

電話がきても出ない。チャイムがなっても出ない。

どちらも。きっとオリが全くしらない人で、オリに何も対処ができることはないからだ。

考えてみれば。オリは母宅に居るときにも。電話にもチャイムにも一切出ない。

ま、根本に多重債務者であるという事実も原因してんだろうけど。

かなり。オリは。

現社会では。

透明になりつつあんだろうなあ、とか思う。

唯一。

ブログの中でだけは、見える存在でいられのかもなあ。

だからこうやってこだわって書くのだろうか。

とかいう。

自己分析を始めると読むほうはウンザリなんだよねえ。

すまんすまん。きっと。

そのうち。

無い砂記事を。

書ければいいなあ。


昨日から妻宅に来ていたのですが。
| アル中 | COM(8) | | TB(0) | |
2010-11-24 (Wed)


音も無い晩秋の夕暮れ。

細く長い、冷たい雨が降っています。

僕のこころにも。



あ、これ?前にゆったけ?ゆったっけ?

はは、すまんすまん。年取ると同じことばっか言っちゃうもうんでなあ。

あ、であれだろ?うんとタイムカードの話!そうそう。忘れてないよ!うん。

んじゃ、ちょっと続きの頭出しすっからよ。



オレは何から手をつけるべきだろうと考えた。

まずは時系列をはっきりさせることだろうと。


まず、メコミは今日は7;00出勤の早番だったが、昨日は深夜0:00過ぎまでの遅番だった。

寝る時間が少ないけれど、本人の希望だった。なるべく多く働きたいというのだ。

そんな訳で、昨夜店を閉めた時間にはタイムレコーダーも正常でタイムカードもあったことになる。

オレが最後に電気を消して鍵を閉めたので、それは確認していたからだね。

オレは電話を入れた。契約しているセキュリティ会社だ。

「ゆうべ0:00過ぎに鍵を閉めたあとで、鍵を開けて入った記録はありますか?」

「ええと。0:23施錠、002番のカードキーにて。その後、6:22の開錠、003のカードキーです」

全ての鍵の開け閉めはセキュリティ会社で把握してある。つまり昨夜オレのカードキーでセキュリティが開始されて、003番のカードキーを預けられているメコミによって解除されたということで、その間は部外者はおろか、他にキーを持っていた者も店に入ってないということだ。

次にオレは隣の大家である不動産会社へ行った。ここの女子事務員はかなり早朝に出社しているのだ。

「ええ。私が出社した時は、あの赤い車はもうありました。私が事務所の鍵を開けている時に、後ろからスターレットが来て、隣に駐車したんです」

この女子事務員は6:40分ころに出社する。そして、この建物の従業員は全員がこの不動産会社の前を通過して、すぐ右手の従業員駐車場に車を停めることになっている。
赤い車とはメコミの車であり、スターレットはコウジの車である。
つまり、二人とも話の通りの時間に遅刻もせずに店に来たということである。

ということは、タイムカードが消えたのは。6:22~10:35の間に特定される。

いや、それはメコミがタイムカードを押した6:35から、メコミがカードがないことに気づいたという、コウジが二回目にタイムカードを押した7:11じゃないの?と思う人もいるだろう。

けれど、この時点では二人がタイムカード消失事件に関っている可能性もあるわけで。
そういう容疑者の申告を真実だと判断して論理を進めていくと間違った結果になるのです。

タイムカードはゴミ箱の中から、外の側溝までも探したがなかった。

タイムカードの消失と、タイムレコーダーの狂いは何を意味するのか。

タイムレコーダーは新型で時計の針はあるがデジタルで、仮に停電があっても時刻を記憶しており、再度電源が入れば、元の時間に戻る仕組みになっている。
停電ではカードが入らなので、コウジのタイムカードの記録によれば、その時は少なくとも通電していたことになる。

ううんそか、と、らっこりす探偵は思った。

停電しても狂わないならば。

誰かが何かをしなければタイムレコーダーは壊れるわけはないし。

科学的に考えて、タイムカードは消えたりはしない。

つまり。誰かが何かをしたのだ。

これが事実ではある、と。


タイムレコーダーのメーカーに電話をした。購入して設置してもらっただけで、詳しい仕組みは知らなかったからだ。

10分後。オレはジョン・ドウがタイムレコーダーに何をしようとしたか、ほぼ理解した。

それまでのアナログ式タイムレコーダーは鍵がなければ蓋が開かず、時刻や設定が変えられないようになっていたが、何故か最新式の物は、鍵がなくとも開けられるのだった。

タイムカードが無くなっているのは事実なので。6:35からオレが来るまでに控え室に入った人間を特定しなければいけない。

可能性としては、深夜に鍵を開けて納品にくる業者。

けれども日によってはお昼に来る事もあり、この日はまだ納品がなかったので確認したら午後になるという。

あとは部外者。

店に関係ない者が、控え室に侵入して、手提げ金庫には目もくれず、メコミのタイムカードを盗んでいくということはあるのだろうか。

本来は、ここは探偵小説だと、こんなことは不可能だということで。部外者は入る事ができなかった物理的な設定とかがされているけど。現実はそうはいかない。

だからここは目をつぶる。「あるわけないもん」と。

ただ、開店時間の八時前はシャッターを開けないし、外と中の掃除でひとりづつ居る。

オープンから11時まででも、材料の仕込みで二人とも厨房内にいたはずだ。それは仕込み済みの食材の量でもわかる。

厨房は、直立してよけてあげないとすれ違えない。控え室はこの厨房を通らないと入れない。

猫が来たってわかるはずだ。

もし、部外者だったとしても。それはメコミかコウジに許されて入った部外者だということになる。

つまりは二人のうちどちらか、または両方。この事件に加担しているということになる。

だったら部外者はとりあえず置いておき、そのどちらかか両方を攻めればいいのである。


さて、ここで現実のお話なので前に言ったように推理小説のようにはいかないってことを言っておく。

本来は探偵が得た情報や証拠はすべて読者に提示されなければいけなく。

地文、つまり神の視点で書かれたものは、事実でなければいけない。

つまり故意に読者を誤魔化すようなアンフェアな書き方はしていけないのねん。

でもオレは、書いたらすぐ話がわかっちゃうのでアンフェアにしてますう。


タイムレコーダーを操作したということは。設定・・・単純に考えて日付や時間を変えたかったのだろうと思われるよね。前述したように停電があっても元に戻るし。メーカーの話では開けて何かを触らない限り狂うことはない、とのことだった。

前記事の。「月に四回遅刻したら一日分給料カット」を覚えているだろうか。

それじゃね?とか思うでしょ?遅刻したの誤魔化すたねじゃね?とか。

前述したように、警備会社の記録と不動産屋の事務員の証言で二人とも、出勤時刻よりかなり早めに来ていたことが証明されている。


どっちがやったのか?

コウジは年上だけれども。バイトに入って6日目であり。まだ右も左もわからない。研修とサポートでメコミにつけているのだ。

けれど新人でもよくないことをする可能性はあるわけで。

すると、コウジの場合は。タイムレコーダーを操作する意味もないのに。それをやって、尚且つ、メコミのタイムカードを盗んだことになる。

ありえないよね?

考えられるとすれば。彼はメコミのタイムカードが欲しくて欲しくて仕方が無い、といった性癖だったとしか考えれない。他に使い道はないからね。

ありえね。けど本当はこの可能性を論理的に否定しておくべきなのだ。さっき言ったように。

でもできません。

可能性がない、ということは証明できねのです。ないものを証明するのは悪魔の証明といわれていて事実上不可能だからですね。

なので、こーゆーばーいは、本格推理小説では、ごく自然に「コウジ」が犯人でない要素を事前に表現されているのですが。現実ではそうもいかず。無視するしかないのですた。

そうなると、もう犯人はメコミしかいないのだす。

けど。メコミだって遅刻はこれまでも一回もしていません。その日もセキュリティカードで定時のかなり前に来ていることも確認できています。

タイムレコーダを操作する理由がないし。ましてや自分のタイムカードを盗む理由もわからない。

いきづまって。オレは店に出てコーヒーを飲んでから。外の駐車場でタバコを吸った。

ああ、思い出したよ。そうだったなあ。


わかった。




常日頃、何気なくやっているその行為がなければ。ずっとわからないままで。そいつは影で笑っていたに違いない。

オレは、当時数店舗を管理していたのだけれど。

店に入るたびに。全員のタイムカードを見て。全員の出勤退勤時間を見ていた。
分単位までは覚えていないけれども。誰が何日に何分前に出社したかは暗記していた。
これは、たまに。真面目だけれど遅刻がやや多く。既に三回しているような子には。
「間に合わないようだったら携帯に電話しろ」というためもあった。
前日の許可を得た時間変更は遅刻にはならないので。そういった場合は、オレが店に電話して、「今日は○○は30分遅れて出ると許可してるから」と言えばいいのだ。
二回も三回もはできないけれど。よく働いてくれる子はそれなりに優遇してあげるべきだと思ったからね。

メコミは確か、この数日前の前日にタイムカードを押し忘れていた。

実は押し忘れも給与支払いの対象にならないと契約時に言い聞かせていた。
つまり忘れたことに気づいて押した時間からしか時給を計算しませんよ、ということだ。
これは、遅刻した時にそれを隠すために、わざと押さない人間がいるからという理由と。

以前にいつも押さないで空白の欄の上にペン書きの時刻が並んでいる場合に。税務署の監査が入った時に架空労働であると責められたことから、厳しく言われていたのだ。

んじゃあ、7:00から6:00まで働いたのに。朝の出勤時に押し忘れたら一日タダ働きかよ?と言われたら。そらあ払うけれども。ま、初めから「払うから気にしないでね」とは言えないってこと。

それで。もうターゲットときまったメコミを呼んだ。

「あ、なんすか?タイムカードありましたか?」とか言うのだ。

「ねーよ。だってオマエが持っていったんだからな」

メコミ。やや黙ってから。キッとした目つきで。

「何言ってんすか!自分で自分のタイムカード盗むわけないじゃないですか!だってタイムカードなければいままでのお給料も計算してもらえないですよね?そんなことじぶんでするわけがないでしょう!」

やや大きな声で。メコミは言います。

そうなのです。ここが問題ですた。これを聞かれるにきまってんのです。

メコミが自分のタイムカードを隠して自ら「無くなった、こまった」といわなければいけない意味を説明できなければいけなかったのです。(ああ、ですますと、語尾がむちゃくちゃだけど勘弁して)

「確かにな。普通はそんなことする奴はいねえと思う。でもな。ひとつだけ。そうしなきゃいけねえ理由があんだよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」


「それは。そのタイムカードに。他人には絶対に見られてはいけないことが書いてある時だ」


メコミは口を半開きにしたまま声を出さない。

「このタイムレコーダーを不正に変更しようとした証拠が。オマエのタイムカードに印字されてるんだろ?」

オレはタイムレコーダーをシャープペンでコンコン叩いて言った。

メコミは黙っている。

「じゃあ、最初からオマエのやったことを言ってやろう。間違ってるところがあればいってくれ」

もうオレはすっかりエラリークイーン風になって椅子に座りなおした。

「ます、オマエは今日、6:22に店に来て、タイムカードを押した。その時に数日前の朝に押し忘れた空白が気になったのだろう。さっき思い出したけれど、副店長に”推し忘れはどうなるんですか?”と聞いて。一切計算されないと聞かされて不満な顔をしたそうだな。そして昨夜だ。オレがみんなからタイムレコーダーが時報より進んでいると苦情を受けて。携帯で時報を聞きながらレコーダーの時刻を直している時に。オマエはタイムレコーダーが両脇のボタンを押せば鍵がなくとも開くのを見ていたはずだ」

コウジがいつのまにか控え室に入ってきて話を聞いていた。

「コウジ、聞いててもいいけど、オレにアイスコーヒー持って来てくれ」

500円玉を投げてからネコミに再び目を向ける。

「だからオマエは、押し忘れの空白の欄に。その日の日付の時間を打刻しようとした。つまりタイムレコーダーの日付と時刻を戻そうとしたんだ。ところがな。これけっこう設定が難しいんだよ。そもそもこれって。給料の締め日が三種類あるってしらなかっただろ?10日締めと20締めと末締めだ。それでなあ、それぞれの締め日によって使うタイムカードが違うんだよ。知ってた?」

ネコミはわずかに唇を震わせて拳を握り締めている。

「これさあ、蓋をあけるとデフォルト設定の末締めに戻っちゃうんだよね。で、ウチは20日締めじゃない?オマエはそれわからないで日付と時刻だけ戻してタイムカード打ったでしょ?つーことは。相当ずれた位置に時刻が印字されたよなあ?ここからはオレの想像だけど。締め日設定って機械には詳しく書いてないから。いろいろ弄った結果。オマエのタイムカードはあちこち印字されて、あきらかにおかしいものになったんじゃね?けどもう時間がなくなったんだろ?早めに来たけど手間取って。もうコウジが来るころだからな。だからかろうじて日付と時間は直した。でも締め日設定は直せなかったんだよな。だからコウジは時間は正しいけど。ずれた欄に印字されたんだ」

なんだかメコミは顔が紅潮しているようだ。

「コウジからタイムレコーダーが変だったと聞いて焦ったお前は後でもう一度押せばいいと言って、ケーキを切る振りをして控え室に行ってタイムレコーダを再度直そうとしただろう?でもなあ、多分、締め日の設定はダイヤルが数通りだからわかったと思うけどね。締め日を三回かえると時刻と日付が全部00000って初期設定になっちゃうの知らなかったろ?オレだってさっきメーカーに聞いて知ったもん。それでさ。その時に本社の事務員からランチの予約の電話入ったろ?うん、さっき電話で確認したからさあ。コウジじゃわからないからメコミさんに細かくメニューの注文したって言ってたよ。オマエが電話してる間に。まだ時刻を戻しきれていないレコーダーでコウジがカード打っちゃったんだろ?」

「おい、コウジ、どうなの?」

「あ、あはい。メコミさんが電話中に。もう直ったと思ってタイムカード押しました」

「そこでオマエは行き詰った。時間はあるけれど。コウジを騙してタイムレコーダーを操作することは可能だけれど。オマエのもコウジのもタイムカードは既に別な場所に印字されて使えない。まっさらなカードに全開の締め日からの5日分を偽造しようにも新しいタイムカードはない。二人ともタイムカードがなくなったというのはあまりにおかしいから。故障と言い張れるコウジのタイムカードだけ残して、お前のタイムカードは廃棄した。無くなった理由は思いつかないだろ?でもそこがネックだよ」

オレは禁煙だけどタバコを吸った。

「いいかい?タイムカードを盗む奴もいないし、タイムカードが消えることもありえない。なら答えは自分が取ったってことだ。残念だったな。無くしたってのが夕方だったらランチのパートさんも来るから容疑者が増えて迷宮入りだったけど。ま、それが嫌で急いだんだけどな」

メコミは叫んだ。

それは、ボディスナッチャー(リメイク版 1993)でメグティリーがガブリエルアンウォーを指差して叫ぶのと同様な魂を削るような声だった。(知らない人ごめんなさい)

らっこりす探偵は中腰になって目を丸くした。


「ふざけんな!つーの!アタシはなにもやってないのに!てきとーなこと言うな!このオヤジ!」

らっこりす探偵は29のダメージを受けた。HP190。

らっこりす探偵は防御している。

「誰がなんていってもアタシはやってない!つーの!証拠あんの?証拠!」

らっこりす探偵は18のダメージを受けた。HP172。

らっこりす探偵の攻撃。

「あのね、キミさあ、さっきから言ってるように、もうキミしかいないってのが理屈でわかるだろ?弁解しようがないんだよ」

「ぜんぜんわかりません!」

想定外でした。これまでは。言い逃れできない事実を突きつけると。ほとんどが。「オレがやりました」と認めたので。理屈を抜きにして「しらねー」と言われれば。証拠があるわけでもなく。

らっこりす探偵の攻撃。

「いい加減に認めなさいよアンタ!言い逃れはできなだろう」

「け!ふざけんな!オッサンのくせに手足だけ細くて気持ち悪いんだよ、人形オヤジ!」

「え?今なんつった?」

「だから気持ち悪いんだよ!マリオネットオヤジ!」

痛恨の一撃。

らっこりす探偵は心なしか涙ぐんでいる。

らっこりす探偵は171のダメージを受けた。HP1

らっこりす探偵、べホイミ。

MPがありません。

はは、ドラクエはやめましょうね。ここでいうHPはヒットポイントではなく。

ヒューレットパッカードです。って関係ないけどー。

オレは逆切れで逆襲を受けた事がなかった。

しかも女性が泣きながら怒鳴って抗議してくるってのは初めてで。

正直びびったす。

かろうじて。

「あのねえ、あなたも例えば、タイムレコーダーが操作してあってさ、5時間働いたのに3時間分になるような設定だったら怒るでしょ?本当はさ。お互い目で見て働いてるのはわかるから。こんなもの不要なんだけど。お互いの契約の中での唯一の形に見える決め事なんだよ。だからこの部分は会社も働く人も不正なことをしては駄目なんだ。雇用と労働の信頼関係がなくなるんだよ。そして今はもう会社はあなたを信頼できない。どんな仕事もまかせられないんだ。だから給料は払うから。今、帰りのタイムカード押して帰ってくれ」

諭すように言った。

メコミは泣きはらした顔で新しいタイムカードを押し、私物を持って黙って出て行った。

10日後。

やや柄の悪い男数人と、メコミが店にやってきた。

困った。

またメコミが泣いて騒いだり。男達が騒ぐような気がしたからだ。

メコミは。オレを見ると。するすると近寄ってきて。

「どうっもう!いろいろご迷惑おかけしましたぁ~!」

と、満面の笑みで言った。

それは皮肉とかではなくて、なんだか本当にオレに会えて嬉しそうに見えたのだ。

「らっこさん、月に三回は休まないと倒れちゃいますよ!そしたら店のみんなが大変なんだからあ!」

とか言って、うふふ、と笑うのである。

やっぱりオレは負けたのだろうなあと思ったのだ。

オレは女性を使うのは無理だなあとつくづく思った。

うん。痛手も大きかったよね。

今でも。今でも。


ふと。

「マリオネットオヤジ」という声が聞こえるような気がして。

布団に潜って叫ぶオレがいるわけです。

実はこう呼ばれたことは誰にも秘密にしており。

今日初めて公開したので。

間違っても。

アタシを。

マリオネットオヤジとは。

ゆわないでください。



なお。今回になって「本社から電話があっただろう」とか、「タイムカードに押し忘れがあったのを覚えていた」とか新たな事実が書かれているのですが。

これが、いわゆるアンフェアってやつでして。プロじゃない人はこういうのをやんないといけないのです。


この、らっこりす探偵シリーズは。まだまだネタ(本当のこと)があるのですが。ヤバイ話もあって。また小説じゃないから。どんどん嫌な話になっていくのですけど。
ご要望があれば。また書きまするう。

| らっこりす探偵 | COM(16) | | TB(0) | |
2010-11-23 (Tue)



今は探偵小説とか推理小説とはいわないけれど。

ミステリーというくくりではあまりに広すぎるので敢えて使おうと思う。

オレはイワユル、本格派という推理小説を好んで読んでいた。

始まりは子供の頃のホームズだけど。後に全然本格じゃなねえや、と思って。

エラリー・クイーンを沢山読んだ。

その後、島田荘司とか、綾辻ゆきとも読んだけど。

次第にくだらなく思えてきた。

こういうのは。最後のトリックだけを考えて。あとは逆方向で適当な人物に適当なセリフを言わせてツジツマを合わせてプロローグまでもっていくかんじだから。

つまり読み物としての面白さがないのだ。ま、御手洗潔シリーズは初期の頃はキャラが面白くてよかったけど。

基本的にパズル問題のようなものなら。問題と答えだけ書いてあればいいわけであって。

長々と数百ページにわたる、どうでもいい会話なんて読むに値しないと思ってしまう。

これは。実際の犯罪・・・無論、殺人や傷害ではないけれど。

実際の事件と犯人を見て、聞いて、体験すると、もう嘘っぱちでしかないように思えたのだ。

探偵モノってのは。昔は科学が遅れていたから当然だけど。科学的に確かな証拠があっては駄目じゃない?

だって、被害者の体から発見されたDNAが容疑者と一致すれば、もう終わるから。

警察だけで探偵いらないもんね。

だから探偵は状況証拠のみで勝負するわけだおね。

論理的に。どう考えてもこの人しか犯人がいない、という状況でそれを関係者全員の前で発表する。


名探偵コナンもそうだよね。

犯人はあなただ!と。

何故か大人しく待っている関係者の中から一人を指差して。犯行の状況とか、トリックを延々説明して。その間は再現フィルムのような映像になるんだよね。

一通り説明が終わると。犯人と名指しされた人は。しばし下を向いてから。

泣いたり、笑ったりする。

そして、自分が何ゆえにそういった犯罪を犯してしまったかを。長々とみんなに説明するんだよね。

ゆいません。

全員がそんなにペラペラしゃべりません。

誰が見ても「オマエしかいないだろ!」という状況でも。

「やってません」と言う。

その場合は、物的証拠が必要になるのよね。それがあるからこそ、否認している容疑者を有罪にできるわけでしょ?



会社とか学校とか。人が多く集まる場所では。犯罪が起こる。
傷害や殺人は滅多にないけどね。窃盗問題は子供のころから経験したことがあるのではないかな?

オレは万引きをした経験がないとは言わないが。
さすがに友人のサイフから金を取った事はない。

けれど仕事を始めて。普段仲良くしている同僚の金を取ったり。お店のレジの金を取って。
何も変わらずににこにこ勤めているような人間が居るというのを初めて知ったのだった。

会社の中で窃盗事件が起こったときは。すぐに警察に届ければいいと思うだろうが。駄目。
かなり額が大きくても。警官が大挙してやってきて捜査なんてしない。
勘違いとか、内輪もめとかの可能性もあるから。犯人の目星がついて、本人も認めたような状態で被害届を出してから初めて警察が動くという例が多いだろう。

つまり社内に探偵が必要になるのだよね。

いつのまにかオレがその役目をするようになった。

今日は書かないけれど。

らっこりす探偵のデビューは完敗だった。犯人がわからないどころか、人権的にまずい捜査をしたからだ。

オレは。本格派のように。論理的な捜査をすることにした。

つまり。怪しそうとか、この人は無いだろうとかという先入観を切った。

条件に中に入ってしまうのなら。仮に社長でも容疑から外さない方向にした。

だって場合によっては社員を陥れる工作かもしれないでしょ?

無論、自分自身も容疑者の中に入れた。

全店の鍵を持っているわけだから。酔って車で行って盗んで覚えてないかもしれないから。

そこまで徹底しなければやる意味がない。


今日は。結果的に負けたはなし。

どこまでを会社として犯罪にするかは複雑だ。

会社のノートパソコン盗んだら犯罪だよね?

んじゃボールペン一本は?

いいんじゃね?とか思うけど。

んじゃボールペン1000本なら?

どこで線引きすんの?と思う。

オレは、なんつか理屈っぽい性格なので。

どんなに小さな不正でも。それが故意であるものならば。内容によって処罰は変えるけれど。

辞めてもらおうと決めた。(あ、社員の場合とかで運用上いろいろはあるけど)

だからタイムカードの代理押しとか、わざと打たないで遅刻を誤魔化すというのも範疇にはいるのである。

当時は遅刻が頻繁で。早番が何十分も帰ることができないというケースが多かった。

誰だって予定があるのですね。主婦だったら子供が帰って来るとか、夕食のしたくをするとか、遅れるわけにはいかない事情がある。

でも遅れてくる奴らは、遅れた分の時給が計算されないだけでヘラヘラしているのである。

月に四回遅刻したら一日分の給料をカットすることにした。
これは社長から言われたのだが。やや反対した。違法だからですね。

なので。オレが実際に現場で判断して報告することと、適用する場合でも辞めるときにはその分を支払うという方法にした。最終的に払えばいいのだろ、とか思って。正確にはまずいけどね。



某。大手(かな)のファーストフード加盟店をやっている時。問題はおきた。

その日は、朝7:00から出勤の早番ふたりが居た。

19歳のメコミと24歳のコウジだ。

オレはランチが始まる11:00前に店に行ってタイムカードを押した。

あれ?時間が数時間進んでいるし。打刻されるカードの場所も大幅にずれている。

おかしいなと思っていると。

メコミがやってきた。

「なんかタイムレコーダーこわれちゃってるんですよぅ!」

「こわれた?」

「ええ、なんか時間も場所も狂ってるんですう」

「え?でもキミ、昨夜は遅番でオレと一緒に帰ったけど普通だったろ?」

「え?。ええ、アタシが押したときは普通だったんですう!でもコウジ君が押した時は、時間はちゃんとしてたけど場所がずれて印字されてえ。おかしいなあと思ってもう一回押してもらったらば、場所は合ってるんですけど、時間が狂ってたんですう」

コウジのタイムカードを見ると6:50なのだが、やはりオレと同じように場所がずれていた。

正確な場所に押されている時刻は9:18だった。確かに遅れている。

「メコミちゃんのカードは?」

「それがないんですう!」

「は?」

「コウジ君があ!なんかタイムカードおかしいってゆったからあ!アタシは普通だったよって自分のタイムカード見せようと思ったらないんですよう」

「え?ないってどっかに落としたとか?」

「そんなことしてないですけど。どこ探してもないんですう!」

俺達は部屋中を探したけれど見つからない。

メコミは仕事に戻らせてよく考えてみた。

整理すると。

6:35 メコミが鍵を開けて出勤、タイムカードを押す。この時は正常(メコミ談)

6:50 コウジが出勤してタイムカードを押すと時刻は正常だが印字する場所がずれていた。

7:11 ふとコウジが「さっき変な場所に印字された」と話したので、メコミが「もう一回押した方がいいよ」と言い、再度タイムカードを押した。この時はむろん時刻は7時を廻っていたが今度は正確な場所に印字された。しかし時刻が大幅に進んでいた。印字は9:18。
コウジは「やっぱりおかしい」とメコミに申告。
メコミは「自分の時は正常だった」と自分のタイムカードを見せようとしたらば。タイムカードは消えていた。

10:35 オレが出勤し、タイムカードを押して異常に気づく。


タイムカードがある控え室は、裏口は常に鍵を閉めている。

控え室には厨房を通らなければ入ることができない。

厨房の入り口はかなり狭く、しかも開店前も開店後も一人は厨房にいるので侵入はできない。

レジの記録を見ても、二人に聞いてみても。その日は来客がまだ一人もなかった。

さて。

この段階で、らっこりす探偵はタイムカードが消えた謎を解かなければならない。

うん。実はヒントとなる事実は全部記載されてません!わかっちゃうから。

解明してください!




とかクイーンみたいなことゆったけど。本当は眠くてもう書けないだけー。
続くってことですね。
結末は。事実だけにたいした事ねーけどね。はは。
| らっこりす探偵 | COM(12) | | TB(0) | |
2010-11-22 (Mon)


前に書いた話なので。

昔から知ってる人は読まないでね。はは。


大学を卒業して、かろうじて就職はしたものの。

三流編集会社をクビになってオリは無職のまま、行きつけのバーに通っていた。

飲む金はM他の常連におごってもらって。

閉店までいてマスターに車で家まで送ってもらっていたのですね。


常連になって、カウンターで呑んでいると、けっこういろいろな人と仲良くなる。

女性グループなんか来た時も、マスターが橋渡ししてくれるから、ナンパ的なことはする必要がないのん。

もちろん、女性ばっかりじゃないから男とも友達になる。

「スカーレットって呼ばれてるの、あたし」とその男は言った。

「は?」

「だからあ、お店とかの世界では芸名みたいなものがあんのよ」

「つか、スカーレットさんは、オカマなの?」とけっこう酔っていたオリは遠慮なく聞いた。

「あはは、呼び捨てでいいわよ。あのねえ、水商売やってると自然にこういう口調になるのよ。女の子が安心するからね。そのへんはアナタにも覚えてもらわきゃね」

「え?どうしてオリが?」

「アナタ、無職なんでしょ?アタシ、もうすぐお店出すことになってるから手伝ってくれない?」

「ええ?オリ、飲み物作ったり運んだりはできねえもん」

「うふふ、他にもできることはあるのよ!」

「あのー、アンタ、本当にオカマじゃねえの?」

スカーレットは。小柄だけれど。半袖のTシャツから出ている腕は相当筋肉質であり。

やや長髪に隠れた顔は端正だけれど。引き締まって男らしい顔だった。

「そんなに疑うのなら。アタシと一緒にイイ所に行ってみない?アタシがノンケだって証拠・・・みせたげる!」

「は?」とオリはウイスキーを吹きだしそうになった。

「イイ所ってなに?」

「ほら床屋さんとか、マッサージやさんがさあ、実はエッチなお店ってことがあるでしょ?そういう中でも一番凄い裏のお店!もうね!すっごい綺麗なコがすっごいサービスしてくれんの!」

「い、いや、金ないし」

「おごってあげるわよ!」

「・・・・・・・・」

迷った。

当時は若かったし。独身だし。彼女もいないし。今のように水着グラビアを見ても顔をそむけるような症状はないしね。

スカーレットがトイレに立った時に。

「おまえ、あいつは油断できないからな」とマスターに言われた。

けれどオリはそのまま彼と店を出てしまったのである。

三越とタワービルの間にある雑居ビルに彼は入っていった。このあたりは風俗店が多いのだけれど。そのビルは飲食店の看板しかなかった。

「生そば」と書いてあるのれんをくぐって、引き戸を開けながらスカーレットはオリの方を振り向いて目で合図をした。

「食券買ってくださいね!」と声が聞こえた。

けっこう商売上の声ってのは大事なもんで。


「次は五反田、五反田、降り口は左です」

とかいうのも。子供店長が言ったとすれば誰も納得せずに、やっぱ鼻から抜けるような声じゃないとな、と思うでしょ?

朝市のマグロ売りだって、ソプラノでやったら皆引くはずなのだ。喉が潰れたあの声じゃないとね。

そんな魚河岸みたいな声だった。

店主はこんな人。

$らこブロ

おかしいと直感した。

絵は一応そのままを描いている。

かなりいかつい50代のオジサンで。髪は白髪交じりで短くて、調理用の白衣を着ている。

おかしいのは。口元だ、と思った。

うん、乾燥防止とかでリップクリームを塗るケースはあるよね?

けど、もろ紅いってか。ルージュな唇なんだお。

なんつか。自衛隊の定年間直の幹部を連れて来て、「たった今口紅だけ塗りましたー!」みたいな。

そんな感じなんだけど。ま、色の濃いリップクリーム使ってる人もいるでしょ?

でもさあ、やっぱ自分の中で説明つかないものもあんのね。

どこか違うって感じがすんの。

板前らしい白衣の胸にある。

イチゴのブローチは変ぢゃね?とか思うでしょ?そんなん見た事ないでしょ?



「天麩羅そばふたつと。あ、あと、らこちゃんにはビールね」とスカーレットが言った。


なんだか店主はピキっとスイッチが入ったように表情を変えるのだよ。


「あら、こちらさんビールうう? 本当にビールなのかしらあ?」

と。店主は急に音階を上げた声で言った。

「うん、そうなの、けっこう美形でしょ?」とスカーレットが笑う。

「そうねえ、それじゃあ、いってみるわね」と店主のオヤジが言った。


やばくね?やばくね?とオリは思った、つか誰だって思うよね。

オリはビールを飲みながら大体の予想はついたのよ。

ま、ゲイつかオカマつか区別は知らないけど。そういう人が来て。店が用意した男を買うのだろうなあ、と。

「じるー!じるー!」

店主の男がなんか大声でゆってんの。

ま、オリは買う立場ではないからどうでもいいか、と。オリ関係ないもんという感じで飲んでた。

奥から白衣を着た、長身の男が現れた。




オリは思わず咥えていたタバコを落としてしまった。

東南アジア系にはオカマが居るってのは知っていたけれども。

雑誌で見たそういう人は大概、細面の顔で、本当に綺麗だった。

「ジルですうう!よろしくう!」

と言う男は。




$らこブロだか

なんだかオリを見るとひどく喜んでいる様子です。

この男は。

顔の形状が。細面ではなく。

完全にカメムシのかたちなのです。

それで。綺麗に化粧しているわけでもなく。

数秒で塗りましたって感じで緑色のアイラインをはみ出して塗っており。

鼻の穴に繫がるような真っ赤な口紅を塗っているのです。

ジルは。オリの隣にすわって嬉しそうに飲みだしました。

まあ、これはゲイバーとかの一種のサービスなのだろうと思って。進めらたウイスキーをじゃんじゃん飲んでいたのですが。

「ハウマッチ?」とジルがゆってきました。

「え?」

血の気が引きますた。

だって、同時のオリの股間をジーンズの上から覆うように彼が握っていたからです。

ようやくオリは、ここは男性を買う場所ではなくて。

男性を売る場所なのだと理解したのです。

どうしようかと。あわてて横を見たときには。

オリを連れてきたスカーレットは居ませんでした。

ややとまどっていると。

顔に吐息を感じました。







$らこブロ


ジルの唇が自分の唇を塞いでいました。すぐに攻防が始まって。つか舌を入れてきたので。防ごうとしたのだけれど。結果的には舌を絡め合う状況になるわけで。

こういうときは力ずくで相手を引き離すべきなんだろうけど。不思議だけれど力が抜けてしまうのです。


ジルは。ほんの少し唇をはなすと。

「ハウマッチ?」と囁くのです。


これははっきりと言わねばなりませんね。

男の貞操は金では売らないのだ!と。









$らこブロ


まちがった、と思いました。

だって。


$らこブロ


と、ジルが喜んだからです。

ああ。そか。

これじゃあ。

フリーつうか。

「タダでいいよ!」って意味だよなあと。

逃げますた。

けっこう酔っていたけど。

急な階段をなんとか降りて。

路地に出たときにやや安心したのですが。

「らこ~!らこ~」となんか悲痛な叫びをあげて。

ジルが追いかけてくるのが見えて。

もう呼吸困難で走ったのです。

まあ、もういいかと思って。

一応後ろを見たらば。

鬼の様な形相で。

短距離走的なスピードで走ってくるジルが見えたわけで。

もう。

逃げる事はできないのだ、と震えたのです。



気づいたときは。左の肩が妙に痛かったのです。

見ると白いシャツには広範囲で血が滲んでおり。

カッターで切られたような浅い傷があるのです。

これは警察に行ったほうがいいのかと思いましたが。

右手で握りしめていた、バールのようなもの。

先端はなんだかか濡れており、けっこう毛髪ののようなものが不着していたのです。

それを音をしないようにアスファルトに置いて。

歩きながらジーンズのポケットを探ると、折れ曲がってしわしわのセブンスターが出てきた。

かろうじて折れていないタバコを咥えて。

よくも持っていたな、と思うライターで火をつける。

思わず、咳き込んで。

笑ってしまった。

タバコの香りではなく。

全面的に。

ジルの口紅の匂いだったから。

カラスが舞う朝焼けの飲み屋街で。

オリは咳き込みながら、ほんのすこしだけ愉快だったかもしれない。

人生っていうものは。

そんなに真面目にやんなくてもいいんじゃないか?

そんな気がしたからです。


※一応前回と違って。

ほぼリアルバージョンの記述としております。まオリの怪我も転んだだけだろうし。バールの毛も猫かもしれないしね。ははは。後で聞いたら。奴はオリを7000円で売ったらしいです。
安すぎるんじゃね?とか思ったり・・・・しません。はは。
| 以前に書いた話です | COM(14) | | TB(0) | |
2010-11-21 (Sun)


昨夜は。

それなりに書いて記事を書き終えるばかりだったのだが。

それを計算して睡眠薬を飲んだの。

けど、記事は消えて。

いちおう、さわりだけを書き直したけど。

その時には睡眠薬が効いて。また意味不明のものになってますた。

自分ではちゃんと書いた記憶あるんだけどねえ。

いずれ、ちゃんと書きます。

コメントくださった方、申し訳ありません。
| ブログ | COM(2) | | TB(0) | |
2010-11-20 (Sat)


さすがに生きている猫を殺すのには抵抗があります。

なので住宅地を車で廻ると。

きっと行き倒れた猫の死体が見つかるはずです。

でろでろになっていたり。

とても硬く乾燥しているものは無理です。

死後一日くらいがベストでしょうか。

やや硬直しているでしょうが。

実は肉はまだ柔らかいのです。

これを持って来て。

最初にすることは毛を焼くことですね。

皮を剥ぐという方法もありますが。精神的につらいものがあります。

なので、ガスコンロでもよいので、全体を火であぶりましょう。

けっこう煙もでますし匂いもしますが、我慢するしかありません。

毛がほとんど焼けたらば、包丁で細かい毛をこそげ落とします。

焼きすぎると焼肉になるので注意しなければいけません。

その後、内蔵を取り出します。好きな方はモツ鍋にできるので別途保存するのもOKですね。

そのあとは、大きな中華包丁で足から順に鍋に入る程度にぶつ切りにしていきます。

あばら骨は骨に沿って切れば、スペアリブの要領で、齧って食べられますので、取り除く必要はありません。

ただし頭部は。鍋が濁ってしまうので切断して別にした方がよいでしょう。

頭部に関しては、マグロ同様に、脳みそ、目玉、ほほ肉等の非常に美味な部分があるのですが、調理法がまったく違いますので別な機会に紹介いたします。

さて、カツオだしをとった汁に、猫を入れます。

臭み消しにしょうがをいれましょう。

この鍋に入れていいのは。猫とエノキダケだけです。

これは古来から決まっているのです。

しばらく煮込むと。

部屋の中が猫臭くなるでしょう。ここが、ねこなべの醍醐味です。

ここで、醤油と味醂を入れるのです。

猫臭さが一層引き立ちますね。

だいたい30分くらいが食べごろでしょうか。

猫の足の切り身一片に。

エノキダケ10本という比率を守ってください。

それでは味を見てください。








あぶなく椅子から落ちて怪我をするところだった。

ほんの数分うとうとしただけで。

どうしてこんな夢を見るのかね。

かなりびびったけど。

ま、豚でも同じなのだよなあ。

夢落ちですまんすまん。
| しょうもない話 | COM(14) | | TB(0) | |
2010-11-19 (Fri)


最近は、毎日起きると目をあけずに考える。

オリってナニモノだったかな?って。

つまり、工員なのか、店員なのか?いますぐ起きる必要があるのか?ってこと。

けっこう長い時間考えて。

ナニモノでもないことを思い出す。

ま、誰もオリを必要としてないってことを認識するわけだ。

薄目を開けると。隣の無人の布団が見える。

ああ、オリって結婚してたのだよなあと思ったりして。

また少し眠ったりもする。

必ず思い出すのは。透明なドーム型のガラス容器の内側から。

オレンジジュースが噴水のように吹き出ているシーンだ。

当時は、飲み物を冷やすといっても井戸水で冷やすのが精一杯で。

要は、水より冷たいものを飲む事はできなかった。

遊園地にある、ジュース販売機だけが冷蔵されていたのだった。

それは子供の手にも小さなかみコップに入って。一杯10円だった。

冷たくて。美味しくて。一気に飲んだあとで。

見上げた父親の顔は。

いつだって太陽に重なって黒い影にしか見えなかったのだ。

いつもそのへんで再び目が覚める。

オリは口を開けて寝ているのでかなり喉が渇くからだ。

のろのろと起きて。

前日に買っておいたガリガリ君のオレンジ味を食べる。

ほんの少しだけ。あの時のオレンジジュースを思い出すのだ。

ぼんやりとアイスを食べながら。横を見ると。

大学受験用の参考書なんかがあったりして。

ああ、もしかして。オリには娘がいたかもしれないなあ、とか思い出す。

これはなあ。

いろいろなあ。

まずいかもしれないよなあ。

とか思っていると。

窓の外は暗くなっているのである。

あっというまに。

寿命がつきるかもしれないなあ。はは。
| 駄目なやつ | COM(12) | | TB(0) | |
2010-11-18 (Thu)



らこです。

うん。書きたい話ってなんでこんなに多いのかと思う。

きっと。自分のしょうもない生き様だとしても。家族以外に知って欲しいからかもしれない。

昔。

オリは、レンタルビデオの仕入れ担当をしていた。

それは直営店だけではなくて。当時は一県に一店しかなかったチェーン店の分もだ。

ま、いずれゆーけど。どの作品を選ぶのか?のアドバイスをするのと。各メーカーに発注するってのが仕事の内容だ。

山形県に、ビデオ バイ カナダ つーなんか文法的におかしくね?という店があって。

いった事はないのだけれど。

注文は来るじゃない?

初回。

電話を取ると相手がゆーの。

「どうもー!ビデオ バイ カナダでしたー!」

と、ゆわれたので。


「わかりましたー!」

とゆった。


この場合。

そうゆって電話切るでしょ?普通さあ!

 


すぐにまた電話が来たのです。

「ビデオ バイ カナダ でしたああ!」って。

やや声が大きくなっていたので。

オリも。

「はいはいわかりましたー」とゆって電話を切った。


またすぐに電話が来るのだよね。

「あのねえ!ビデオ バイ カナダ でしたあ、って言ってるのに何で電話切るの?」

「は?」

理解できねえ。

「あのう、けど、でしたってゆうからあ、」

「もしかしてアンタ新人?対応悪いわね!」

とゆわれたけど。

?って感じ。

ま、男なのにオネエ言葉はいいとしよう。

けど、語尾の過去形ってなんだ?

オリは過去形だと。ものみの塔とかの宗教を思い出しちゃう。

だから、この店も宗教なんじゃね?とか思ったのだった。

ほら!

「今日は、神のお告げによって皆様の幸福を祈るために来たのでした」

とか。いうでしょ?

いや、今現在来てるんだから、「来ているのです」が相当だろう?

結局、その山形のお店はオリでは駄目だと思ったのか。

本社に電話したようで。

本社から電話が来た。

「あのなあ、アッチではそういうの」

「え?」

「あっちでは、電話かけた時には”○○でしたー”て言うのが普通なんだよ」

そんなん当然しりませんからね。

だから。次にその人と話すときはわざと関西弁を使ってみた。
「えらい、わるかったのう!わしゃあ、関西の人間だからのう、すまん」

とゆったら。

「じぶん、ふざけとんのか?関西人がそないなことゆうかいな!なめたらしょうちせんで!ワシは出身は大阪でまんねん!」

とかゆわれたので。とりあえず謝った。

大阪本社の人に聞いたらば。

「ううん。えせ関西弁使うやつは多いからなあ。判断難しいんちゃう?けどな。”まんねん”ってふつう言うやつおらへんで。まんねん言うやつはニセ関西人やな」

大阪の横溝さんは得意そうにゆった。

「んじゃ、まんねん、てゆったら関西人じゃないんですね?」


「いや、絶対にそうと断言できるわけではないまんねん」

「あ!今、まんねん!ってゆいましたよね!」

「・・・・・・・・」

「ゆいましたよねえ?」


「ゆってません!」





こりは。一応創作ではありましぇん。はは。
| 大昔の記事 | COM(14) | | TB(0) | |
2010-11-17 (Wed)
もう。

ねなければいけない。


ずっと考えたけれども。書く事が多すぎてきまらないんだもん。

レンタルビデオ店の創生期から今の裏側。

仕入れの価格や、CDの仕入れの方法。

人の金を盗む奴の話。

必ず来るヤクザの話。

話すことが多すぎて。

考えるだけで時間が経ってしまうの。

いつかちゃんと書ければいいですね。

えへへへ。
| ブログ | COM(8) | | TB(0) | |
2010-11-16 (Tue)



先日変な記事を書いたけど。あえて消さなかった。

これ。



これで、寒くなったかどうかで、動くだろ?
動いた絵を見て、動かない野郎を見て、きめるだろう1.


これって、わけわからないし。本当に自分が書いたのか?と思ったけど。

何度も読むと考えてはいるようだ。

何か。絵を提示して。それを見れば寒くなるだろうから。

そうしたら動くだろう、と予想をしている。

動くのは人ではなくて絵であると言ってるね。

そんで絵が動いたら。動かない人がいるのを判断して何かを決定する、ということだ。

ま、わかんないけどさ。

眠りから目覚めるほんの少し前。

意識が完全に戻る寸前に。

人生のけっこう重要なことが。

図形や立体画像で。

簡単に解決するような想いがする。

かなり複雑な生きる上での問題が。

意外に簡単に解決することがわかる。

それは簡単過ぎて笑ってしまうほどだ。

すぐに目覚めるだろうから。いくつかを覚えておいて。

起きてからメモをすればいいとおもうのだけれど。

いつだってそれは。電線の上を歩いているようで。

もう少しというところで足を踏み外して、すべてが消えてしまう。

死ぬ数分前に謎が解けるのかもしれない。

消えた後は。

謎を解き明かす、図形だけが残ったりするのだ。

これもその一つ。


$らこブロ
| ちと不思議なはなし | COM(8) | | TB(0) | |
2010-11-14 (Sun)


らこです。

以前に発作的に消してしまったブログの中には。自分でも惜しいものがありました。

自分のなかで完結していないからですね。

一応今、必ず書こうと思っているものには。

「秋田杉の女」と「もーはの秘密」があるわけです。

前者は、当時やっていた絵日記風の絵がパソコンに残っているので近いウチにやろうかと。でも絵をアップするのに時間がかかるから、すぐは無理ですね。

今夜は「もーは」の一部。多分全てを語りつくせないからね。新しい情報もあるしさ。

以前読んだ人は我慢していただきたい。最近は新しい読者さんも増えているので。




オリは仙台であるお店に勤めたのだれど。福島県にある本社に来てくれとゆわれたのね。

ま、昇進ではあるのだけど。当初はいやなので通いますと言って新幹線で通っていた。

月間に十万円かかるのだが、会社に出してもらっていたの。

だから、この県の常識ってのは一年近く通ってもわからなかったのかもしれない。

ある日。もう時間が無いので地元に泊まる事になって。

その地区の数店を束ねるマネージャーと飲みにいったのです。

そこから福島生活が始まったのだのだよね。

手島という年上の男でした。

彼は非常に口数も多いけれど気持ちのよい男であって。

オリは機嫌よく呑んでいたのだけれど。

どうも彼の口癖が気になったのだったのです。

愚痴めいた話をするたびに。終りに何かゆーのです。

例えば。

「ああ、話がわからない人って本当にいますよねえ、もういやんなちゃう!もーは」

とゆー。

ん?とフツーは思うと思う。はは重複か。

ええと。実際には「もーは!」と発音をはっきりと相手に表現するわけぢゃないのね。

少しだけ。俯いて。なんつか言っていることを見えないようにして。

やや、吐き捨てる感じでゆーの。

マネージャーはかなり酔ってきて。

もうさ、連発するわけね。「もーは」を。

それは何だかややバカにされているようで。ムッとしたのです。

「だから課長も、毅然として対処するべきなんすよ・・もーは」とゆー感じなのです。

その「もーは」には。

嫌悪というか軽蔑というか。よくないものが含まれている感じがするわけですね。

だから。それとなく聞きました。

「あのさ、さっきからキミ、言葉の後に”もーは”ってゆってるけど、どういう意味?」

「は?」

「だからさー。さっきから”もーは”ってゆってたじゃない?どういう意味なの?」

「ゆってません!」

とゆーのですよ。

何度もゆってたくせにね。

「いやいや、”毅然として対処するべきなんすよ・・もーは”ってさっきゆったばかりでしょ?」

「はあ?ゆってません!」

なんか、顔色が変わって全体的に引き攣っているので。

「ははは。オリ、間違ったかもしれないなあ」とゆいました。

それから数ヶ月して。

彼の上司であるエリアマネージャーと飲む機会があって。

彼は、各県のマネージャーを束ねる人ですね。

教導さんという、大手の外食にいた方ですが。地元に居たいということでウチにきたのです。

彼も地元の人ですが、オリより年上だけれども。マネージャーを統括してオリに協力してくれる本当にいい人でした。

「どうすか?マネージャー?みんなけっこういいですよね?」

確かに文句はなっかたのですが。単なる興味で。

手島君の話をしたのでした。

ま、もーはって何?って知りたかったから。

なんだか。彼の表情が硬くなったようなきがしました。

「それは。気のせいじゃないでしょうか。地域的にもそんな事例は出ていませんし、記録にもありませんよ」

「え?んじゃあの人は勝手に変になったわけであって、会社的にはそれでいいのかな?」

「いろいろあるかもしれませんが、私たちは今、そんなことが考えなくて良いのです・・・・もーは」

「え?あんたさ!いま、もーはってゆったよねえ?確かにゆったよねえ?オリ聞いたもん!」

「ゆってません!」

「いや!あんた今さっき確かに”もーは”って言ったぢゃないの!」

「ゆってません!」

ゆったならさ。

ゆったってゆえばいいぢゃん?

それを「ゆってません!」といふ。

これって不誠実でしょ?

この時点でどうしようもない

これは。福島県人の呪いなのかとも思いました。

誰に聞いても。

「もーは?何?」と一般的な対応は

一瞬沈黙が後で。

「しらねな」とゆわれるのです。

やや、太平洋側の福島県にゆくと。

理由はワカリマセンが。

けっこう深刻なようで。

「あー”もーは”ってわかります?」とゆーと。

その場にいる全員が無言になって下を向くという噂も聞きました。。

まだまだ話は続きますが。


最新情報として。


昨日。福島県の。桑折町出身の女性とダーツバーであったのですが。

この、「もーは」に話をしたところ。

かなり馬鹿にして。

「もーは、なんて奴はいないよう、くだらない!もーは」

とゆい。

「オマエ!今、もーはってゆっただろう!」と問うと。


おそろしく憎しみの表情を見せて。



「ゆってません!」


これは。

なんかあるよね。





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2010-11-13 (Sat)


らこですう。

こたつは。介護車椅子用だったので。椅子に座って使うのですが。

朝。そこに座ったまま気づきました。

睡眠薬を飲んだのですが。

部屋を移動する前に効いてしまった模様。

酒はあまり飲んでいませんが。

睡眠薬を飲むとおかしなことを書きます。

二つ前の記事も後半が?ですし。

一つ前の記事などは。

絵をアップした記憶がまったくなく。

記事の内容を読んでも自分で理解できなかったりすんのです。

自分的には誰かが勝手に書いたんでねえの?とか思い。

けど、妻は絵のアップをできないからあり得ないし。

他に家には誰もいないのですし。

ま、無意識な自分なのだろうと。

いちおう。

遥か昔に痛い失敗をしているので。

酔って人様にコメントをしたりすることは、もうないのですが。

自分の記事だとやってしまうかもって感じ?

でも睡眠薬飲まなければ大丈夫なんすけどね。

たまに意味不明の記事がある場合は。

そんなもんだと思ってくだされ。

昔もイッコだけ書いた。

らこりす探偵のお話は書くかもしれません。
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2010-11-13 (Sat)
$らこブロ


これで、寒くなったかどうかで、動くだろ?
動いた絵を見て、動かない野郎を見て、きめるだろう1.
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2010-11-13 (Sat)
はは。

らこですけど。

ま、いろんなブログを見るのだけれど。

つまんねーのトップがアントプレナーだな

経営者のブログなんだけど。

これらのブログ読んで面白かった奴!前に出ろ!とゆったら誰も出ないよね。

目的が何かはしらなけれど。

つまんねーやつら。

他人がゆった言葉を表現を変えてゆってるだけだからね。


オリが好きなのは自分を出しているブログかなあ。

宣伝目的とか、布教目的とかって、そもそも読む価値ないしさ。

けっこう事実とかも書いてあると読むのに気合いが入るのだけれど。

オリは。けっこう。

実際にあった犯罪を。

理論で持って解明したって。

それはオリが解明したのだけれど。

けっこう面倒なことがあったわけでね。

らっこりす探偵は。

事実として。

数回の大間違いと、

数回の痛快な解決をしているのである。

これを公表するかどうかはまだ未定であって。

どうしようかという段階。

いやね。個人情報的にどうかと思うですね。

いや、面白いかどうか?ゆわえれたら。

かなりスゲーと思うけど。倫理があるからなあ。

どうしたらいいと思うかね!諸君!

あ、でもオリは捕まったりはしない!・・・と思ふ。はは。
| しょうもない話 | COM(4) | | TB(0) | |
2010-11-12 (Fri)


らこですう。

どうもココ最近は。やや酒量が増えたのか。

ネガっぽい思考に陥って、そういった情けない記事を書いてしまうなあ。

翌日、「うう」と思って消しちゃおうと思うのだが。コメントもらってるから消すわけにもいかん。

ま、これも自分記録だからよいか、と。

今日は、これから図書館。

またドバドバ借りてきてしまうかも。

やっぱり妻宅にいると。

喫煙量と飲酒量が減るなあ。

よいことなのかどうかはわかんね。

今回はタイヤ交換のために自宅へ戻ったのだが。

たいして減ってないはずなのに7年目だというので。スタッドレスとしてゴムが劣化して駄目とのことで。

春に続いて新しいタイヤ購入。32000円!

ほんとに車って金かかるよなあ。

でも最近は車どんどん使うから必需品ではある。

けど車をつかうと歩かなくなるので。

荷物の多い買い物意外は、歩くようにはしてんの。

歩く話はまた今度ね。

夜にまた。記事をアップしますー。
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2010-11-12 (Fri)


らこだもんね。

レベルと書いたけれど。
 
実際はランクという気持ちが強かった。

小学校のときに。思わなかっただろうか。

勉強が凄い奴。ケンカやスポーツが凄い奴。 

クラスの中ではなんとなく人のランクってのが決まっていたと思うの。

物凄く勉強ができる子はその部分を認められていたし。

バカでも足が速い子はみとめられていた。

そういった総合的なランクで。

子供は自分がどのランクにいるかってことを自覚してたのではないか、と。


中学にいけば勉強の成績が発表されるし。

初めて順位をつけられたときに。

オリは25番目だった。

かなりショックだったの。だって小学校は全部100点だったから。

早い話。小学校レベルでは。順位をつけないのだ。

難しいテストで順位をつけたらば、オリは下のほうだったと。



そこで初めてオリはバカかもしれないと疑いをいだき。

高校、大学では。もう学校についてゆけなかったの。ほんと。

後にコンピュータの有名なメーカーさんと仕事したときも。

ランクつかレベルが違うの。どうしてこんなにオリはバガなのだろ。とか思うくらい。

それは、最近。

ブログを読むときでもあるわけで。

やっぱ。おもしろくて憧れるブログってあんだよね。

運がいいのか。そうゆー人とナカヨクなったりするけど。オリのビビリは続く。

「ああ、あんた!だめじゃん」といついわれのかと。

ま、しょうがねえなあ。彼らからオリを見て。利益はないのだろうし。つまり「つまんね」ということだね。

オリが読んでるブログは。

政治経済もあるし、猫もあるし、ご飯もあるなあ。

どれも。真剣に受け止めています。政治の記事と、カレーの製作の記事が。重さが違うとは思わないからだ。

でも。

重さが違うのはオリかもしれないわけで。

つまりは読む資格がないってこともあるでしょ?

そう考えると。

恐れ多いようなきもして。

読者やめてしまおうかとか。

失礼のないように。ID削除しちゃうかと思うのだね。

いつも。

いつも。

悩みながらキーを打ってんの。

どうなのかな?
| 昔のおもひで | COM(10) | | TB(0) | |
2010-11-11 (Thu)


らこですう。

待っています。何を?ということだが。

妻が皮膚科に行って診察が終わったらば、迎えに行って。一緒に帰るのだった。

オリは何とか午前中に起きて。午後イチで精神科に行って薬は貰ったのだが。

皮膚科は。特にアトピーとかで有名な病院は。えらい時間がかかる。

県外からも患者が来ているからだね。

しばらくは通うことになるのだろう。

でも来年早々には、その病院は引っ越してしまう。

妻宅は、地下鉄の北の端っこだけど。病院は中央から南の端っこに引っ越すのだと。

長くアトピーをやっていると、ま、ステロイドとの戦いのようになってくる。

一般的には必ずステロイドを使うから。それが嫌だとは医師にはなかなか言えない。

だから新しい病院に行くと初めから長い説明をしなければいけないけど。それを丸々聞いてくれる医師は少ないようなので。最近は黙ってフツーの人と同じように薬を貰っていたようだなあ。

今年の暑さもあったのか。やや悪化して。そうすっとステロイドをどんどん強くしていいのか?ッ手門代がでるんだおね。

最強のステロイドを使い続けて死ぬまで、それで何とかなった、ならばいいのだけど。

ステロイドの強さには限度があるから。それが効かなくなったら打つ手がないのだす。

かといって急に辞めると。大変なことになるので。

様々な療法を試しながら、徐々にステロイドを弱い物にしていくってな方法しかないのだすね。

で、今回は久々にそういう理解がある皮膚科に行ったということで。

「アトピーは治りますよ」と言われたらしく。

なんだか久々に、やや希望を持っている感じなので。

よいのかもしれない。

いずれ、順を追って書いていくけれど。

ステロイドってーとオリも人事ではなく。

幼少のころから。かなり強い薬を使っていたし。

今も毎日服用しているから。

もうやめる事はできない。

どう考えても。辞めたらすぐに死ぬからだ。

でもアトピーの場合は。なんとか上手に服用して。

楽な状態を保てればいいなあとも思ったりすんの。
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2010-11-11 (Thu)


らこです。

このジャンルはオリが発作的退会をする前に書いたことがある記事の再録です。再録といっても原本を残していないので新たに書き直したということになります。
なので、昔からの読者には結末がわかってつまらないかもしれません。へへ。


寒い頃だから去年の冬だったろうか。

オリは高熱を出して近所の病院へ行った。鼻に麺棒を入れられて、あまりの痛さに激怒したのだけれど。

「あ、新型インフルだお、これはさ」と同級生の黒岩医師に言われたのだった。

「タミフルだしておくから」

「え?あれって幻覚見て死ぬんぢゃねの?」

「それは10代の可能性ってこと。成人は問題ないから」

飲んだけど。よくなんねえし、眠くもならねえ。精神科の睡眠薬を酒で飲んだ。

でもいっこうに眠れないの。

睡眠薬を10倍飲んで、酒をどんどん飲んだ。

やっぱ効かないな。と思ったら。携帯に電話が入って。

「おまえ、なにやってんの?相変わらず閉じこもりか?」

ムッとくるおね?

「インフルエンザになったんだよ!、キヨちゃんは相変わらず調理人やってんのか?」


「あたりめーだろー!オマエ、起きてるならいますぐ来いよ!」

「えー?」

キヨちゃんてのは。オリが大学四年の頃に通ったパブの常連だけど。頭が禿げていて、しばらくは年上だろうと敬語を使っていたのだけれど同い年だった、って奴で。

オリが、弱小の業界新聞の記者でいたころには。彼はけっこう大手の不動産業の経理マンであり。よくおごってもらっていたのだった。

「酒はおごるし、ユーも居るから二人で帰りのタクシー代出してやるからよう」

もう眠くもないし。行こうかなと思った。

ユーちゃんてのは、彼の親友で歯科技工士をやっている酒好きな男だったの。

バスで行ったのか。タクシーかは覚えていない。金がなかったからバスだったのだろう。

ドアを開けると彼ら意外には誰もいなかった。

薄暗い店内で。ユーちゃんとキヨちゃんがカウンターの上から照らされているスポット照明で浮き立っていた。

「おめー遅いよ!」と言いながらキヨちゃんは、グラスにキューブアイスを入れてサントリーホワイトをドバドバ注ぐのだった。

「んじゃ乾杯!」

「ユーちゃん、けっこう酔っ払ってんじゃねえの?」と言うと。

「だってオマエ遅いんだもん!」

「うん、らっこは来るのが遅いな、はは」

と言って。二人は大きなグラスに入っているウイスキーロックを飲み干すのだった。

カウンターの中には誰もいない。

「あれ?マスターは?」

「氷買いにいってるんじゃないか?」

「ま、飲めよらっこ!」

もう氷もなくなっていたので、ほぼストレートのウィスキーを飲んだオリはけっこう酔った。

ホワイトのボトルがなくなると。キヨちゃんが勝手に新しいボトルをもってきた。

「おい、いいのかよう、マスター怒るんじゃね?」

彼は、意外だな、という表情をした。

「あれ?オマエってまだなのか?」

「何が?」

「わからないでココに来てるの?」

「ええ?」

ユーちゃんも怪訝な顔でオリを見ていた。

合板で出来ている。カウンターの作られた模様をじっと見た。

いつからこの店に来ていなかっただろうか。と思う。

あれ?

この店は数年前に閉店したのではなかったか?

キヨちゃんも。ユーちゃんも。

無表情にオリを見ている。

「この店はもうなかったんだよなあ」と言うと。

二人とも少しだけ微笑んだようだった。

もう。そのパブは。オリはずっと行っていなかったけれども。閉店していた。

「悪かったな。本当に悪かったと思ってる」

二人とも。微笑をたたえたままだった。

「おまえらが。相次いで死んだ時。オレは葬式にもでなかったもんなあ」

「別にそれが不満でオマエを呼んだわけじゃねえよ」とユーチャンが言う。

「え?じゃどうして?」

「オマエが自分で来たんだろう?俺達はたまに、ここにのみに来るだけだ。お前!なんかしただろう?」

「いや、別にしてないけどな」

「オレは肝臓ガンでしんだし。ユーは墜ちて死んだ。お前は何で死ぬんだ?そうしようとしたから。ここに来てるのだろうけど、オレは自分で死ぬのは許さない!」

「いや、自分ではしてないと思うけど」

「そろそろ帰ろうか?」

「ま、そうだな」

キヨちゃんとユーちゃんがオリを無視していう。

「え?次の店に行くならオレもつれてってくれよ」

「ええ?オマエは行けない。だってまだ俺達は早いと思うからな」

かなり暗い店の中で。彼らは上着を着て、ドアを出ようとしていた。

「待てよ!俺が一緒に行ったっていいだろ?」

「だめだよ」

ドアを閉めようとしたユーちゃんが言った。

「オマエ、まだやることあるから。それ終わらせな!」

「オレ、わかんない!何やればいいいんだ!この歳でよ!」

「それはオマエだけがしってるから、駄目だな自分で考えろ」

咥えタバコでかんがえるけど。

あの時は、睡眠薬の飲みすぎで、気づいたら救急車が来て(今までは書いてない)そーゆーことになったのだけれど。

どこかで。

人と人は。

死んだって繫がっていると信じたい気もするのです。


※なお、実はオリが起きずに失禁したまま、呼吸もと止まったので、救急車を呼ばれましたが。

救急車が来る前に起きたので。実際に乗ったりはしてません。

タミフルと酒と睡眠薬の同時摂取がまずかったようで。(当たりまえか)自分としては。自殺なんてことを考えていたわけではねーのです。はは。
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2010-11-08 (Mon)


らこだもんね。

明日はMの母親を病院に送っていかねばならんし。

オリの薬も切れた。

明日から母宅に滞在するかもしれない。

そのまま沈没するかもなあ。

オリはいま。生まれた時からの喘息と。

数年前からの精神病で病院に通っている。

ま、精神病の方は。単なる甘えだ。いい訳だ。自分を誤魔化している。

との意見もあるだろうが、論じる気はない。一応国に認められているので。月に500円くらいの費用ですむけど。こういうことを言うと。また「税金をつかいやがって」とかいう奴がいるかもしれないなあ。
ま、それはいいか。

こういった。精神病とか。喘息とか。

根本治療法がはっきりしない病気には。

絶対に、必ず。

民間療法がついてくるのである。

本当は昔からあったアトピー性皮膚炎なんかもそうだろう。

こういう文言を書くと。多分、記事のしたには。

「鬱なすぐ治る」「アトピーの治し方」「喘息は本当に治る」とかグーグルの広告が並ぶだろう。

それらは、民間療法であって、しかも多くは詐欺と言っていいだろうなあ。

なんつか。

昔は不治の病であっても医学の進歩で大丈夫ってあるでしょ?

結核にはペニシリンといったかんじ。

そうではなくて。対症療法に甘んじている場合は。

認可された治療法以外の、民間療法がでてくるのだおね。

オリは本当に小さい頃から喘息が酷かったので。

様々な民間療法を試された。

知人や親戚が曲者なのは覚えておいてください。

善意のようなふりをして。又聞きしたような民間療法を勧めてきますからね。

もうオリは喘息はあきらめています。現在における治療をして。本当はもっと高価な治療もあるのですが。

もう遅いしねと思ってます。いずれ窒息して死ぬのでしょう。

実は言ってなかったけど。

妻はアトピーが酷いわけで。

一時は入院もして。そのために数年別居もしました。

どのくらい酷いのかというと。

多分皆さんが本で見た一番スゲー人より酷かったかもしれません。いずれ言いますけど。

無論、アトピーに関しては無限ともいえる民間療法があんの。

そういった体験を交えたものを書こうかなと。

ん。

毎回とはいかないけどね。

というのは。また、しばらくぶりに新しい治療法をやってみっか、となったからだ。

そこは病院だけど。オーリングとかやっていて。

うん。それはオリの尊敬するブロガーさんが。実際に勧めているみたいなので。

いちがいにオカルト扱いしては駄目なのだけど。

ググルと。「宇宙のパワーが」という記述が多かったりして。げんなりすんの。

ま、現在進行形は通っている病院もあるので書けないけど。

過去のオリも含める民間療法は書こうかと思っている。

だって。最近のCMは。

「個人の感想です」のオンパレード。

あんな小さいテロップだけで。

薬事法って通るのか?ってかんじでない?

そもそも。

確かに存在している。ヒアルロン酸と、コラーゲンは。口から摂取しても。そのまま補充はされないって、科学的に判明していることをゆわなくていいのか?ということ。

もうテレビも嘘ばっかなのだ。


個人により差があります。とか。

全面に大きくテロップ出すべきね。あれはもう。わからない老人層を狙う振り込め詐欺と同罪だ。

てんで、詳しくはいずれ。

ああ、でも聞きたい人がいればだなあ。
| 家庭の医学 | COM(12) | | TB(0) | |
2010-11-07 (Sun)


ま、オリは話を作る事に関しては才能が無いので。

事実がつまらなければ、つまらないことになるよね。

けっこうつまんねけど。結末だけは書かねばあるまいと。

タモツは。それからも来店し。相変わらず一人芝居を続けていた。

前回オリは驚いて、思わずタモツ側に廻ってしまったのだけれど。彼は一人だった。

でも女と男の会話は続いていて、聞こえるのだけれど、タモツは故意なのか、口元を見せないので彼が喋っているかどうかはわからない。

でも常識的に考えれば、彼が一人二役をしているのに決まっている。だって他に誰もいないからだ。

当時、多重人格という本は読んでいたけれど。実際の精神病学では。人格をいくつも思っているという妄想という。精神病だという判断が多かったようだ。

他のお客さんが来た時に、恐がるのじゃないかと心配でもあった。

一応。オリは気になる会員の場合は入会申込書を見る。

無論、パソコンに登録した後は、本社のロッカーで保管するのだけど。

通常会員証というのは、連番で出す。初めに店舗番号があって、その語に000001から連番になってるの。

彼の会員番号は000016だった。

オープンから間もなく来店したことになる。

当然、オリもいたはずだ。

会員ファイルを見ていくと。

ないのだ。

16だけが抜けているのだよね。

誰かが彼の名前をパソコンに登録したのはたしかなのだけれど。

名前だけで、住所も、電話も、勤め先も不明なのだった。

二年更新だから、それまでは再度、見瓶証明証等を見せて貰って必要事項を書いてもらうわけにもいかない。なくしたって言えないし。

どうしようか迷っていたらば。なぜかしばらくこなくなった。

斉藤の最後の給料をどうすればいいか困っていた頃。ま、普通は手渡しだったし、彼の振込先も聞いていなかったからね。
酷く暑いよるだった。けれどもしとしとと雨は降って。湿気が多くて不快極まりないという状況。

雷が鳴った。この地区の雷は半端ではない。

道路まで稲妻が落ちるのを見ることができるくらいだ。

どん!と音がすると。店の明かりがふっと消えた。

周辺一帯も停電になったようで、もう真っ暗なのである。

しかたなく自動ドアを全開にした。エアコンが使えないから。

すぐにじっとりと汗が流れるような夜。

何故かは知らないけれど。外の方がやや明るいようだった。

正面入り口に立っていて。ふと気配を感じて、ちかい新作棚を観ると。

店内の闇よりも黒い人影が立っていた。

「たもっちゃん!」

女の声がした。

げ!いつのまに!

つか、車の灯りはなかったから。今日はジャガーではなく歩いて来たのだろうか。

「たもっちゃん!これ面白そうだね」

「うるせいな!オレが決めるんだ!」

と相変わらず、言い争いをしているのだけれど。

なんだか。おかしいんぢゃねえかと思いだしていた。

タモツちゃんであろう、黒い影は。新作棚の前に立って。ビデオのパッケージを手に持って観ながら。喋っているようだったけれど。

どう考えても。この暗さでは何も見えるはずかないのだ。

電話が鳴った。

走ってカウンターに行く。

「ちょっと、課長!オレの給料どうなってんすかあ?」

斉藤からだった。

「取りにこれないなら、振込み先教えなきゃどうしようもないだろ」闇の中で言う。

「あ、んじゃ今言います」

「まて、ところで、オマエ辞める前に、タモツって名前の変な客が居るっていったけど。それって一人芝居するやつか?」と囁いた。

「は?違うっすよ。なんか会員証忘れて来る癖にすぐ切れる奴でっす。そんで名前じゃなくて苗字がタモツなんす」

電話を切ったオリは。なんだかべったりとした汗が急に冷たくなるのを感じていた。

相変わらず。タモツと思われる一人の背の高い影が。

新作棚の前に立って。一人会話をしているのだけれど。

以前とは違って。

男と女の声が。

重複しているのに気づいたからである。

よくわからないが。

人は。

高音と低音の声を同時に声帯から出して。

異なる言葉を話すことが可能なのだろうか。

このシルエットは。

本当に人間なのだろうか?

砂をはじく音が聞こえ。

細いサーチライトのような数本の光が店内を舞った。

車が駐車場に入ってきたのだ。

「おお?停電かよう?このへんだけだぞー!」

常連のオジサン。

「いらしゃいませえ」

言いながら、振り向くと。

タモツは居なかった。

ふうっと。

電灯が灯って。エアコンが動き出す。逆にうっすらと明るかった外は闇と化した。

それから。

タモツは。

来店経歴を調べたりしていたのだが。

どの店にも二度と現れることはなかった。












おはり。

| ちと不思議なはなし | COM(12) | | TB(0) | |
2010-11-06 (Sat)


「たいして面倒な客はいませんけどね」と斉藤は言った。

オレは人手が少なくなったK市の数店の応援に来たのだった。

普段は、全店の作品の仕入れをしているのだけれど。毎日発注するわけではないから。結局はこういうサポート的な仕事も覆いのだった。

ビジネスホテルに泊まって。三店舗の社員に休日を与えるために終日店を営業するのである。

K市はヤクザが多い街だったので。要注意人物がいるかどうかを予め聞いておく必要があった。

ヤクザといっても大暴れするわけではなく。ひとしきり騒いだ後に、店員にお勧めの洋画を選んでもらって帰る、といったパターンがあるので。そういうケースを聞いておかなければいけなかった。

どうも。この郊外の来客が少ない小型店には、そういった面倒な客はいないようだった。

「あ、でもタモツがいましたね」

「なにそれ?」とオレ。

「ん・・・ま、気味悪いけど害はないですから、いいんじゃないすか」

そう言うと、斉藤は、もう言う事はないといったような顔で店を出て行ったのだった。

通常は保安的な意味から、社員とバイトの二人体制にしているだけれど。バイトの都合がつかないこともあって。そんな時はオレが入る日を一人シフトにするのだった。

その店は。市の中心部からかなり離れた郊外にあったので。21時を過ぎると極端に客足が減った。

オレは食事の用意をしていなかったし。客の隙を見て、こそこそ食べるのは嫌だったので食事はしないことにして、缶コーヒーを飲みながらタバコを吸っていたりした。

閉店の一時間前だった。

もう誰もこないのではないか?と思っていたのだけれど。

入り口正面の道路に、モスグリーンのジャガーが止まったのが見えた。

自動ドアが開いて客が入ってきた。

といってもビデオの棚は、大人の身長よりもやや高く。1800くらいあるので。頭の先の毛髪がやや見える程度だ。

女の声が低く聞こえた気がした。

「るせえな!このやっろう!オレが決めんだよ!」

やけに柄が悪い口調で男は女に怒鳴ったようだった。

ああ、これかも?と思った。

もろにチンピラ風の口調だったし。こういうカップルってけっこう多いのだ。

「でも、これなんて面白そうじゃない?アタシはさあ、・・・・・」

女の言葉は後半が音量が低くて聞き取れない。

「いうんじゃねえよ!オレが面白いのを借りんだからよ!」

この時点でも二人は入り口の新作棚から動いていないので。

男の頭髪の頂点だけが見えており。女は背が低いのか目視できないの。

やや静かになったと思ったら。

つかつかと足音を立てて男がまっすぐカウンターにやってきた。

やや薄いブルーのサングラスをして。オールバックの髪に。

上品な口ひげ。

でも、聞いていた物言いが乱暴だったので。やや緊張した。

会員証をサイフから出した彼は。さっきとは全く違う。透き通った心地の良い声で。

「これ、二泊三日でお願いします」と言った。

オレは。習性なのか。ビデオを貸し出すときには。顧客の名前を必ず見て覚える。

かなり客が多いときでも。自然と見て覚えてしまうのだ。

「新堂 保」と表示された。

え?んじゃ、これが例のタモツなのか?と思った。

男は。涼しい顔で普通に金を払って何事もなく帰っていった。

ううん。なんか柄が悪い感じってことなのかなあ?と思ったのだ。

本当は、この店の責任者であり斉藤の次の休みにサポートとして入ればよかったはずだけれど。

数日後。斉藤は急に出社しなくなった。

オレはしかたなく開店から閉店まで店に入っていたのだけど。

三日後に。斉藤から電話があったのだ。

「すんません!オレ、東京に来てて。バンドやってビッグになりますから!」

言葉がなかった。

そんなわけで、オレはその店をしばらくやることになって。

「新堂 保」はそれからも二泊三日ペースで来店していた。

相変わらず。女と来店して。店内で言い争いというか。大きな声で言い合った後に。男だけがカウンターに来てビデオを借りていくのだった。

女は新作棚から動かないので姿を見る事はできなかったのだけれど。

慣れると。声量が低い言葉が聞き取れるようになった。

女は。何かを言う前に。必ず男の名前を呼んでいた。

「たもっちゃん!これ面白そうじゃない?」

「ばが!こんなのくだらねえよ!」

「たもっちゃん!・・・」

早口で判らなかったが。女は「たもっちゃん!」とその都度言っていたのだ。

なんだか変なカップルだとは思っていた。

やっぱり閉店間際。

そのカップルが来ている時にオレは、返却されたビデオの「貸し出し中」という札を取ってまわっていた。

例によって彼らは話をしていた。

「たもっちゃん!これ面白そうじゃない?」

「うれせえな!こんなのつまんね!」

オレは彼らが居る反対側の棚で作業をしていた。

体に電気が走ったような気がした。

ちょうど。男の反対側に居たのだけれど。

棚の一番下の段を見るために腰をかがめていた。

男と女の会話は聞こえ続けていたのだけれど。

棚の下から見えるのは。

男の足だけで。

女の足はなかった。
| ちと不思議なはなし | COM(10) | | TB(0) | |
2010-11-05 (Fri)


らこですう。

うんと、泥酔してるわけじゃねえけど。記事を書いたりコメレスしていたりするけど。

けっこう失礼だったり、暴言みたいなことも言ってるかも。

だから謝ろうとおもったけど。ま、それも確かにオリなわけで。もう謝んない。嫌な人は逃げてくれッて感じかな。

初めてネクタイをしたのは7歳くらいのメーデーだ。メーデーという看板の前に父親と写真に写っていた。
当時は、なんか晴れがましいような気もしたけど。その思いは次第に薄れていったのだね。

高校の卒業式はみんなスーツを着るようだった。私服だからね。

オリはいらないと思ってたけど。伯父さんがスーツ屋だったので。しかたなく三万円のを作って着た。

その後、オリは急速にアメリカンカジュアルファッションに傾倒して。

バイト代のほぼ全てを洋服代に使うようになった。

この系統のファッションは。アイビーやプレッピーにも通じているので。

ブレザーにネクタイという選択肢もあったの。

だけど。オリはネクタイと。折り目のついたズボンだけはいやだった。

だからボタンダウンシャツは着たけど、ネクタイはしなかったし。チノパンはできるだけ折り目を消してはいていた。

でも、就職するときは当然だけれどリクルートスーツを着るわけでしょ?

オリは。

本当にバカなのだけれど。

ネクタイを締めなくても良い職業にしよう、と思ってしまった。

この時点で、今のオリが存在する結果に繫がるのだけど。

私服でOKな仕事をしばらくしてからは。

結婚とかがあって。やはりスーツを着るようなところに勤めた。

でもドレスコードがゆるかったので。

白いリネンのスーツに。薄水色のネクタイをして。ホワイトバックスを履いていっても文句は出なかった。

辞めて実家に帰る時。

イタリア製を始めとしたそういったスーツは靴は。

なんだか酷くちゃらくさいものに思えて。全部捨てた。

それは。後に再就職を目指して面接する時に、スーツがないという、けっこう切実な問題にはなった。

でも。まあ本音では、もうネクタイをしたくなかったのかもしれない。

今日は。本を二冊読んで映画も観た。

映画って。派手な作品じゃないと。見過ごしてしまって。みないものも多い。

今日観たのもそんなもので。いいのかな?とゆったら。

「三回観たけど、もう一回観てもよい」と妻が言って。

基本的に本や映画に関する彼女の感性を全面的に信じているから。観た。

セント・オブ・ア・ウーマン。

アルパチーノとガブリエル・アンウォーがタンゴを踊るシーンがいいとか聞いていたけど。

その時のスーツに痺れてしまった。劇中ではホテルで仕立て屋を呼んで誂えたスーツなんだけど。

トラッド系というか。イギリス系なのかもしんない。

映画の中で。パチーノだけがネクタイの結び方が違う。

結び目が細くて。きれいなくぼみを作る。

ウィンザーノットという結び方。

オリは。いつもやってたけど。斜めになって綺麗にはできなかった。

そのタイを締めて、タンゴを踊るときのスーツは。実にかっこよく皺がよるのだよね。

ああ、スーツって格好よかったんだな、と思った。

思えば。子供のころには。スーツが身近にあって。

何度もいった動物園でも。

初めて行った遊園地でも。

スパゲティミートソースを夢中で食べていたときにも。

スーツを着ている父親がいたのだ。

だからオリは疑うことなく。大人になればスーツを着るものだと思っていた。

今。町で見かけるスーツは、あまり格好がよくないだろう。

安っぽく光って。皺が多く。丈が短かったりする。

そんな、ザビエルはげの。ショルダーバックを肩にかけたオッサンを見ると。

よくやってきたよね、と言いたくなる。

今の時代。

リストラされないで勤めてきた。もしくはリストラされても、かろうじて別な会社に残って。

定年までスーツを着て働くというのは。褒められてしかるべきだと思う。

バスに乗ると。

ユニクロのフリースを着て。そんなことを思う。

もう。

ネクタイはしない。

でも。礼服を着るときは。しかたなく黒いネクタイをする。

無意識に。

ウィンザーノットで結んでしまうのだけれど。

やはり斜めになってしまって。

少しだけ、苦笑するのです。
| 昔のおもひで | COM(12) | | TB(0) | |
2010-11-04 (Thu)


オリは。

今では静かに暮らし。誰とも出会わないようにしているのだけれど。
小さな頃は違うような子供だったらし。

近所の知らない家にどんどん入っていったらしい。

ま小さい子なので。知らない家でもけっこう歓待されて。

お菓子なんか持たされて帰されたようだ。

当時の具体的な記憶はあんまりない。きっと3歳くらいだから。


歩ける道が見えたならば。もっともっともっと。と進んでいっただのだろう。


きっときっと違う風景が見えるのだと思っていたのかもしれない。

オリは。いつも縁側から。庭を通して。

少し先にある味噌屋の煙突をみていた
オリの家の縁側から見える風景の中心は、その煙突であって。

当時はこの世で一番高い建物はそれだとおもっていたのかもしれない。

一応は、オリは子供だから歩き回れる範囲は限定されていた。

けっこう急な坂は当然舗装もされていなくて。雨の日にはぬかるみになるのだ。

そこまでしか行ってはいけないとゆわれていた。

つまり、舗装道路である。

市電や、車が通る国道には出ないようにということだね。

記憶にはないのだけど。

いつのまにかオリはいなくなって。

その国道沿いの歩道に座って。

ただ路行く車を眺めていたのだって。

いつも上を向いていたのだと思う。

市電のために。

かなり低い位置に黒くて太い網目のような電線があった。

それは。自宅の遠い青空と比べると酷く窮屈なような感じもしたけれど。

なんだか、温もりのある安心感を感じたりしたのだ。

実は。オリのところは。市電の終点の一つ手前だった。

婆ちゃんが。ある時、そうやって。いつの間にか電車通りに出てきたオリを探しに来て。見つけられたとき。

「すこし散歩して終点までいぐか?」とゆった。

いつもオリが見ているのは。

車道の真ん中にある。長方形の浮島のようなセメントが盛り上がった安全地帯であり。

その先にまた行き先があるとは思っていなかった。

婆ちゃんに手を引かれて歩くと。

電車の線路は。突然途切れており。上を見れば。太く黒い電線が幾重にも交差しているのだった。

あ!という感じ。

線路は。どこまでもどこまでも続いていくものだと思っていたから。

そして。低く垂れ込めるように空を覆っていた黒い電線はすっぱりと消えているのだった。

なくなって気持ちよいというよりは。

庇護されていたものが取り除かれたような不安感があった。

その時オリには。青い空を遮断して閉塞感を与える市電の電線が必要だったのかもしんない。

「ねえ、これから向こうには電車は行かないの?」

婆ちゃんは、やや考えて。

「ここが終りなんだ。人はいっぱい住んでるけんど。ここが終りだなあ」と。

斜め上を見て言った。

行ってはいけないところなのだと思った。

つまりはオリの家は。市電の西側終点の一つ前だったわけだ。

違うのだと思った。

電車が終点なわけで。電車が行かない地区の人たちは。別な民族ではないかと思った。

「普通に人が暮らしてんだ、でも」と婆ちゃんはゆった。

魔境なのだろう。と思った。無論当時ではなくて、小学校に入って、魔境という言葉に置き換えたのだろうけど。

7歳。
母に連れられて長い時間、市電に乗った。

長町。つまりは市電の南の終点だった。

またしても。線路が途絶えているのを見て。震えた。
 

ここも境界線なのである。

向こうは。魔境だと思った。

酷く意地の悪いオバサンや、乱暴な子供が境界線を越えると、すぐにでも現れるのだろうと。

オリは母の手を握って。線路が消えていく方角を見つめていた。

不思議だけど。

オッサンになったいまでも。

この境界線は存在するのだ。

車で移動しても西の境界線から出ると。知らない町だし。

南も、今だに何度行っても。知らない町なのだ。

オリにとっては仙台市内と認めていないと言ってもいいかな。


今。空を覆っていた市電の電線はない。

空は高くみえるけれど。

なかったほうがいいのだろうか。


わざわざ屋根をかけているような。安心感というのが好きだった。



空を覆っていた。蜘蛛の巣のような電線のしたで暮らした人は。

なんだか安らかな気分で過していたような気もする。

今は。普通の電線すらも地下に埋めたから。

電柱がない。

高いビルはないし。空は広く見えるけど。

覚めるような青空には。是非、電線が数本は欲しい。

蜜柑の様な夕空には高圧線が二本は欲しいじゃない?(普通でないのかな?)

そんな。電線が無言で地下で黙っている地区に住んでいるわけだけど。

市電が廃止になって。もう線路もアスファルトで埋められて。

既に市電があったことをしらない人も多い。

現に。妻は廃止当時はサッポロにいたし。娘も生まれていない。

知らないのだおね。

実は。市電の車両と。それを保存する記念館みたいな。小さな館があるらしい。

見たいな。でも。

それは。オリは魔境だと思って。敵しかいないと思っていた。南端の駅にあるの。

ほとんど人は訪れないみたい。

市電の車両がそのまま展示されているらしい。

うんと。てのひらをじっとみた。

色が薄い気がする。

うん。

オリが昔聞いた、ある判別法だお。

こういう場合。

両方が。合ってしまうと。

共鳴というのか。

吸い込まれてしまうの。

あの安っぽいビロードみたいな座席に手を触れると。

きっとオリはそのままスルスルとシートに吸い込まれて。

やけに湿っぽいあの時代に戻ってしまうのだろうと思う。


あの時代に戻れるのなら。良いのかもしれないけどね。

オリは。

あくまで。この不遇の時代で。

セブンスターを少なくとも1384本は吸いたいと思うので。

そこに行ってはいけないとおもっているのだね。

| 過去の話 | COM(8) | | TB(0) | |
2010-11-03 (Wed)


オリが幼稚園のころにウルトラシリーズの放送が始まって、怪獣というものが認知されたのだった。

だからそのころは、ビルの間から姿を現すような巨大な生き物を見たいと思っていた。

もちろん、実際は居るわけがないので。作り物でもいいから巨人がビル街に立っている様子を見て見たいものだ。とずっと思っていたのだけど。

そんなもん作る人はいないよね。

でも福島で仕事をしていたころ。妙なものを観た。

福島の中通りから浜通りまでを繋ぐ国道六号線を走っているとき。

この道路は国道といっても山間を縫って走る細いワインディングロードで見通しが悪い。


カーブを曲がると視界が開けて薄暗くなった山と山の間に。

巨大な人間の影が浮かんだ。

ぎえ!と驚いたけれど。

良く見れば、それは仏像・・・ではなくて。観音様なのだった。

夕日をバックにシルエットになったそれは。やっぱり怪獣のようにしかみえなかった。

そして、福島から新潟に向かう路にも。同じような巨大観音があったの。

それは路沿いにあったので。仕事中だったけど。つい見に行ってしまった。

その観音は中が空洞で階段で登れるのだった。ただし登るには200円かかるのだけど。

福島って、こういうのが多いのかと思ったら。

久々に仙台に帰ったら。すげーのができてた。

これ。

$らこブロ

これって。市内でも高台にあるのだけれど。山の中とかではないの。

もろに住宅地の中。100メートルの観音像が建っている。

なんつか。家の裏に立ってます!ってな距離感。

だから当時は電波障害もあったし、地域ではスゲー評判がわるかったと聞いた。

これって噂によると。

この近辺をバブル期に開発した不動産屋が。立てて。それを会社ごと宗教法人にしてなんとか・・・といったことだったように思う。つかオリは当時、店舗開発もやっており、この会社と付き合いがあったから。

そんでこの像の横に、同じ高さの高級ホテルを建ててしまって。観光リゾート化を狙ったのかもしれない。

けっきょく、その会社はなくなって。ホテルも閉鎖。

今は観音像自体は。お寺として残っている。

かなりの頻度で近くを通るのだけれど。

雲が早く流れるような日は。

像が揺れているような気がして。ぐはいがわるくなるので。

あまり近くには寄らないのですな。
| しょうもない話 | COM(6) | | TB(0) | |
2010-11-03 (Wed)


らこです。

タイトルは意味不明です。

なうで、すげーおもしろい記事書いて消えたとゆったけど。ま、消えた記事ほど面白いものだと決まっているわけであって、自分でもどんな内容かは覚えていないんであった。

一週間は何してたかってと。それなりにテレビも見てたし。本は借りてきて8冊読んだ。

DVDも見たし、有線放送で映画も観た。それなりにいろいろ見たり聞いたりしているけど。

オリは何もしていないな、と思う。確かに経済活動は一切していないけれど。隣のじいさんなんかは、道路の落ち葉を毎日掃除したり、庭を手入れいたり、とそれなりに事をこなしているのだね。

子供のころは「本はたくさん読んだようがよい」と誰もがゆい。誰もがそれに異論を唱えなかったように思う。

でも。いい年をして。働きもせずに、毎日本ばかり読んでいれば。それが純文学であったとしても。

駄目な奴と非難されるのだおね。映画も同様だろう。

一般的に映画は文化であって、それを鑑賞することはヨシとされているのだけれど。

毎日映画ばかり見ていて働かないのは駄目な奴なのである。

早い話。どちらも金を生むわけではなく。

生きていく上で絶対に必要ではないからだろうなあ。

音楽や、絵画のようなアートも同じ部類だろうかね。

つまりは食うにも困るような状態になった人間には。衣食住が最優先であって。

文学もアートもいらないんだろう。

結局は余裕ができてからの娯楽に過ぎないんだよね。

余裕がある、金持ち層が、気まぐれに投げ捨てるような金を貰ってアーティスト達は暮らしていたわけだ。

でも近代はなぜか乞食と同じような彼らが偉いような感じになってしまった。

小説家は、作家とか先生とか言われてなんつか、頭がいい人の代名詞のようになったし。

高名な画家も。なんてか。天才だから人間として素晴らしい!みたいな扱い。

音楽かも同様。

そこにお金が集まるからだろうなあ。経済的意味合いってのかしら。

だから経済に余裕のある国ほどアーテストって奴らは食っていけるんだろう。

例えば俳優だって。ハリウッドなんかじゃ超大金持ちだし。日本でもアクターとかいわれてるけど。

昔は「役者風情」とか言われてチンピラ扱いだったもんね。

早い話、余裕のない世界では、生産性の無い職業は認められないってことだおね。

何が言いたいのか!ってオリもわかんねくなった。はは。

どうしてオリは多くの本を読んだり映画を観たりすんのか?ってことだ。

新聞を読んだりすると。最近は若者が読書をしなくなった~だの。

映画の質が文学的でない、昔は~というような記事を見かける。

なんか。本をたくさん読みましょう!って嘘なんじゃね?と思うの。

先に書いたけど。本なんて漫画とかと同じで。単なる娯楽だろと。なくてもいいもんだろと。

物理的には無理だけど。世界的に名作と言われる小説をすべて読破しても。ぜんぜん立派な人間にはならないと思う。その分、大工の修行でもしていたほうが余程、社会に貢献できるだろう。

オリの娘も本が読めない。むろん、教科書や参考書は読めるし。問題で出た小説を読解することはできる。

でも、小説を読んで楽しむことはできないみたい。

だから本には、生きる上での情報を得る手段として読む場合と、単にお話を楽しむ場合があるのだろう。

小さい頃から与えなかったからかもしれないけど。オリは、親がどうこうするものではないと思っていたし。読みたい子供は自分で読み出すはずだし。所詮は娯楽なんだから。本よりゲームを選んでも問題はないと思っていたのだ。ま、ゲームもしない女になったけどね。

確かに。お話をする上では。本や絵画を知っている人や、好きな人とは話が弾むのだけれど。

そういう話題が通用しないからといって。

「教養がないやつだ」とは思わないようにしてきた。

根本的に、人が生きるということには。ちっとも関係していないだろうと思ったからだ。

だから。

「この本を読んで人生が変わりました」とか書いてあるのを見ると。

神経を疑う。

作り話をして他人が生産した糧を貰って生きているような人間が。書いた内容で自分の生き方を変えるのかよ?って感じ。

だからオリはどんなに沢山の小説を読んでも。その時間だけ楽しければいいと思う。悲劇なら数時間の仮想の悲しみを楽しめばいいわけで。なるべくすぐに忘れるようにしてる。記憶してても、せいぜい同じ物を読まないで済む程度だ。

一般的に。オリとかは。あまり劇的でもない生活をしてきて。そのまま死んでゆくのだろうと思う。

だから。お話が知りたいのだね。

小説で。予想もつかないようなお話を体験したい。

映画で。見た事もないような光景を目で見たい。

幸か不幸か。

オリは、本だって映画だって好きな時に好きなだけ見られる状態に今は居る。いつまでかわからないけど。

たしかにそれだけ娯楽に浸れる環境にいることは間違いないのだおね。

どんなに頑張っても。映画も本も。

絶対に全てを見る、読むことができないのが確実だってことが。歯がゆくてしかたがない。

結局どーゆーことかとゆーと。

お勉強とか。芸術とかっていうくくりで。

こういったものに。好きでもないのに。時間を費やすのはくだらねえ、ということだ。

逆に好きだとしても気どんな!と。

というのは。大学の時なんかにそんな人を見てきたから。

いつかオリが、古本屋で買った赤川次郎の文庫本を持っていったら。

「それは大学生の読む本じゃないねえ」とゆわれた。

「え?え?」オリは驚いて。

「本て、年代で読むべきものが違うのかい?」と聞いた。

奴はやや怯んで。「いや、大学生ともなれば、それなりってものがね」と言って。

ああ、こいつは話をするに値しないと思って。以後は大学の連中とは口も訊かなかったのだなあ。

映画も本も好みだから。単なる娯楽だから。

気軽に、生きている限りはできるだけ多くのものを楽しみたい。

ただ。人に言う場合は。正直に。

「ロッキーは面白かったけど、タルコフスキーは寝るほどつまんなかった」とゆいたいものだ。

最近は。批評家ではなくて。正直な。ブログでの映画や本の感想が読めるので。

残りの人生で読めて見られる作品を選ぶのに大いに参考にさせてもらってるのだ。

はは。なんか主旨がわかんなくなったが。論文ぢゃないので許してくれ。
| しょうもない話 | COM(8) | | TB(0) | |
2010-11-01 (Mon)


はは。前の記事は消しました。

間違っているとかは思わないけど。オリらしくないかな。と思って。

妻宅にいると。

かなり話はするし、テレビも見るのだけど。

かなり駄目になってしまった。

こんなことは他人には関係ないだろうと思うけど。

ま、いろいろ葛藤があったりして。

別に、今、死ぬこともねえなあ、とか思うにいたった。

だけれども。

それによって残ったであろう人生ってもんは。

やけに退屈におもえるわけであって。

くちびるのはじにタバコを咥えて。

紫煙に顔をしかめながら。

することもなく。

その日を待つのだろうな、と。

元気かどうかはわからないけれど。

とりあえず。

オリは。

あすも。

いるのですね。
| 駄目なやつ | COM(10) | | TB(0) | |
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