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2012-12-11 (Tue)


ぼくはいつだって大人しく待っているのです。

時には。

「光よ光よ、我に光よ」とか呟いている人がいたって。

うんうん、ワレハ光だおね、と黙っているのです。

「まあそのあれだね。妻がね、下剤が欲しいと。もう下剤を飲むことだけに神経がいってるので、ッ処方された下剤を一回分飲ませてあげたいんだがねえ」

あきらかにカツラ風のオジサマがねっとりと窓口にいうわけね。

「ああ、それでは、奥様は下剤を飲まれることだけに神経がいってらっしゃるから、一回分飲まれた方がいいかもしれませんから、センセイに聞いてきますね」

いらっときました。

それでもセンセイは許可を出さなかったか、忙しかったか。

「さっきも言った佐藤なんだけどね、まあそのあれだね。妻がね、下剤が欲しいと。もう下剤を飲むことだけに神経がいってるので、ッ処方された下剤を一回分飲ませてあげたいんだがねえ」

「ああ、それでは、奥様は下剤を飲まれることだけに神経がいってらっしゃるから、一回分飲まれた方がいいかもしれませんから、センセイに聞いてきますね」


タイムスリップでしょうか。


状況的には、一向に、その妻というかたは一回分の下剤を飲ませてもらえないまま処置室にいるようでして。

佐藤さんは、別な主張をはじめたのです。

「ええとですね、妻が。下剤を飲ませて貰えないなら、家に連れて帰って飲ませますから5:00にタクシーを必ず読んでください」

「わかりました、奥さんに下剤を飲んではいただけないので、5:00にタクシーを呼びますね」

五時になると。もう誰もがきになっちゃうのですね。
だって、佐藤さん。何度も壁の時計をムッとして見るのですから。
もう、そこにいるすべての人が。タクシーちゃんと来て!ってかんじでっす。

「どうなんですか?もう5:20ですがタクシ来ないでしょ?これでは妻も僕も困りますでしょ?」と新党大地のような口調なので。受付の人も困っておりましたの。

ドアが開いて。制服を着たタクシー運転手が。

「お待たせしました、後藤さんいらっしゃいますか?」

無言。

いろいろあった。

早い話、病院からタクシーを読んだ際に。佐藤と後藤を取り違えたらしい。

でも、普通は、「あ、あたし佐藤だけど、きっと後藤と間違ってるから、あたしが乗ります」というはずだけど。

「アタシは佐藤だけれど、後藤さんのタクシーは着てるけど、アタシのは着てないのん」と言い張る。

ま、当然、後藤佐藤タクシ間違いとか、看護師とタクシと佐藤さんで話し合って。

なぜか佐藤さんはアタシに敬礼をして外に出て行ったのです。

アタシは、なんだか興味があったのと。タバコが吸いたいので、佐藤さんがタクシーに乗る場面にいた。

「奥さんは乗らないのですか?」とアタシが小さな声で訊ねると。

「は、俺は独身だからな妻なんていね」

「え?でもさっき奥さんに下剤を飲ませて、とかってゆってましたよね?」

「ゆってません!」

「!!」

「それは何か白髪の爺さんだったろ?」

僕は、白髪の爺さんにむかって。なにもゆえませんでした。




詳しい話を、診察の際に精神科医に言ったのですが。

「妄想とかは、いいけど、他人には話さないほうがいいすね」医師。

「そゆこと言うのは、きつねだからですね!」強めに。

「は?きつねってなんすか?」より強めに。

「いえ、ねんでもなうっす」弱弱しく。

今回もアタシが異常ってことで、おはるのでした。
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